かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

支店での思い出3

三つ目、これで最後です。

〔注意 役職、人物像、職種などの設定を相当程度改変しています。〕

私の課に後輩Cさんが転勤してきました。うちの課の仕事は初めて。

彼の担当について、マニュアルを渡し、必要な物、保管場所も同行して確認し、最初は一緒に作業するなどして、つきっきりで教えました。

それから、彼にやらせてみると。

どうもいい加減である。チェック作業をやらせると、チェックマークの位置がずれて次のデータをチェックしたのか、前のデータをチェックしたのか、わからない。

部分を任せると、どこからどこまでやったのかマークしていない。

休憩で作業が中断したときに、付箋を貼っておかないので、どこから再開するかわからなくなった。

怒りを抑えながら、これじゃあ、どこまで作業が進んだのか、わからないよ、もっとわかるようにきちんと書いて、区切りもはっきりさせて。字は丁寧に読めるように、と注意をしました。

暫くして、少し手がすいた夕方のこと。同じ課のDさんとEさんと少ししゃべっていた時に、二人が口々にいうのです。私の口調が厳しすぎる、冷たすぎると。

私としては、怒りを抑えて、理性的に説明をしたつもりでした。ところが周りから見てみると、それは注意を超えている。

それ以来、Cさんへの接し方により注意を払ったつもりです。でもどうだったのでしょうか。私も隣の課長のことはいえないのですね。

余談ですが、DさんとEさんは私が転勤してきたときに、前からいたのですが、最初は私がどんな人なのか、注意深く観察していたようです。Dさんは当たりが柔らかく遠慮がち、それに対してEさんは誰にでもはっきりものをいう人。

その最初のころ、私が、これもっと早く済ませないとだめなんじゃない、と何気なく言ったら、Eさんが、私の指示が悪かったせいでしょう、と言ってきて、よく考えたら確かに私の段取りが悪かったので「本当だ、すみません」と言ったことがあったのです。

それ以来、Dさんは私にものが言いやすくなったようで、結構遠慮なくいってくるようになりました。Eさんは最初から遠慮がありませんが、時にはかなり辛口だけど、打ち解けた姿勢で接してくれるようになりました。