かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

退職への道5

さてそんなわけで途中下車してしまったわけですが、途中下車する前に、金銭的なことも考えなかったわけではないのです。

勤め先は退職金制度があり、勤続年数も長いから、それなりの支給額になる。しかしながら、定年退職でなく自己都合退職だから支給率の係数はかなり低くなる。間の悪いことに、この時期は早期退職優遇制度もありませんでした。また、それ相応の年収ではあるので、残り1年2か月勤め続けたら、賞与も出るのに、辞めた瞬間にそれ全部なくなっちゃう。

ざっと計算してみると、合わせて1,200万円位失うことになる。

それでもいいのか。

それでもいい。

一週間位は頭の中で何回か転がしましたが、それよりも今のこの緊張が続く勤務生活が耐えられなかったのです。いつ緊張の糸がぷつんと途切れるか。本当の病気になってしまうか。

もちろん、自分と配偶者の手持ち資産をあらためて調べて、思っていたよりもかなり多かったという状況も後押ししましたが、正直年金支給年齢になるまでのつなぎと子供の学費さえ確保できていれば、辞めるつもりではありました。それくらい耐えられなくなっていたのです。