かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

知識を頭に入れるには

昨日子供の勉強を手伝っていたら、こんな図が出てきました。

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心臓・血液の循環

[説明]全身から上下大静脈を伝わって心臓の右心房に流れ込む血液は、右心室から肺動脈を通って肺に送られ、肺で酸素を取り入れて肺静脈から心臓の左心房に戻ってきます。そして左心室から大動脈を伝って全身に血液を送り出します。
私もよくわからないので、経路を書いてみた。

上下大静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房→左心室→大動脈

右から入って左から出ていく、これは「右から左」ですぐ覚えられそう。
大静脈で酸素がなくなった血液が入ってくるのはわかるけど、貧栄養の血液が流れるから次は肺静脈じゃないの?なんで静脈→肺動脈→肺静脈→動脈なんだろう。ここでひっかかりました。ひっかかるということは覚えられない、ということです。
少し考えて工夫した結果、私の下した結論。次の言葉で覚えよう。
・肺はポンプがない
・心臓が受け入れるのが静脈、ポンプで送り出すのが動脈
これでどうでしょうか。大静脈から受け入れた血液を、心臓のポンプが肺へ送り出すから「肺動脈」、肺から酸素たっぷりの血液を心臓が受け入れるから「肺静脈」、全身へ心臓のポンプが送り出すから大動脈。ついでに図で静脈が青色なのは、体表近くに見えている青い血管が静脈だからという連想ですね。体幹近くにある酸素たっぷりの真っ赤な血だから動脈は赤。
さっきの経路

上下大静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房→左心室→大動脈

を丸暗記しても、多分混乱して間違えると思うんですね。
そこで共通の性質や要素を探し出してきて、整理してアタマがすっきりと受け入れる形に工夫してみる。今回はポンプの送り出しと静かな受け入れで混乱を鎮めてみました。
頭のいい子供は、自分なりに工夫した整理の仕方で、知識を抵抗なく頭の中にしまっていっているんじゃなかろうか。
そして整理して仕舞った知識は、正確に取り出しやすい。
今日は子供の勉強を手伝いながらそんなことを考えました。