かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

覚え方は人によって違うのでは

先ほど知識を頭に入れるにはで、物事を覚える方法として、言葉と論理を使って、脳が喜んで受け入れやすい形に工夫して理解すると覚えやすいですよ、という話をしましたが、もっと別の方法を使っている人もいるのではないでしょうか。
アスペルガー症候群の人の話ですが、教科書を目で見て、それこそカメラで写真を撮るようにして記憶して、テストの時には、それを頭の中でページをめくって該当箇所の文字を見て認識して使う、ということができるそうです。
私も歌を楽譜を見ずに歌えるよう暗譜しなければならないことがあるのですが、その時は、歌の入りの前奏をピアノで叩いて歌いだすということを繰り返して、音の流れで条件反射的に歌いだし、その後はするすると記憶から歌いだせるようになるまで、繰り返し歌って記憶を強化しています。多分、脳はリトリーバルなやり方(連想記憶)は得意なのだと思います。またクラシック音楽は大体五線譜に書かれていることが大部分なので、ある程度決まった音階の流れのセットが私の頭の中にしまい込まれていて、それを適宜組み合わせて使っている。曲のたびに全部一から覚えるのではなく、何らかの部品が仕舞ってあって、その取り出す順番を記憶するので、曲を覚える時に、過去の部品の蓄積を使って、省力化しているのではないか、と推測します。さらに曲にはその作曲家特有の癖、和声の展開の仕方とか、返送とか繰り返し、模倣といった形が曲中に何回も出てきますから、それも部品化しているのではないでしょうか。
以上はあくまで私の頭の中の動きを推測しただけの話で、はっきりそうと意識できているわけではありません。あくまで繰り返し練習すると、きっかけがあれば自然と音楽が流れ出るようにできる、という話です。
ところがここで、楽譜を写真のように記憶して歌っているといった人がいたのです。
なんでも、普通に歌うときは、私とおなじくきっかけからするするとメロディーが出てくるのですが、曲が思い出せなくなりそうな時、楽譜を頭の中にぱっと出して、ページの右2段目あたり、とか視覚情報を呼び覚まして歌うとか。
言葉にできる記憶、できない記憶、それぞれ人によって違うんだなぁと思いました。