かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

1 家計収支の把握

給料は上がらない、天引きの社会保険の負担は増える、頑張って貯金をしても預金利率は低い、将来受け取る年金もどうなるかわからず不安だ、という人が増えています。
そこで「投資」にかつてなく注目が集まっています。
ここでは私なりに考えを整理したものを皆様にご笑覧いただくのも一興かと思いまして僭越ながら筆をとりました。
[以下、きわめて個人的な見解となります。断定的な言い方も出てまいりますが、それは違うだろ、と思いましたら、無視していただければと思います。]
・家計収支の確認
まず毎月の収入と支出を確認しましょう。家計簿なんて面倒くさいという方は、次のような「ざっくり支出算出法」を書いてみました。
(式)
前月末預金残高+給与等の家計収入振込額―当月末預金残高=当月中現預金支出
当月中現預金支出―前月以前クレジットカード利用引落額+当月クレジットカード利用額+年払確定額の1/12=当月家計支出
(手順)
1.まず預金通帳やらネット上の口座残高から、預金口座の前月末残高を足します。共働きの場合、配偶者の分も合算するのが望ましいですが、生活費の分担を決めていて後は各自自由に使っていますという場合は無理強いせず、自分の分の貯金と家計支出だけでやってみてください。
ここではデビットカード交通系カードの残高は無視します。大体同じくらいの残高でしょうし、最終的には支出に化けるので、チャージ時点で支出とみなすわけです。
2.給与等の家計収入振込額は、勤め人でしたら、給与の手取額、自営業でしたら、事業収入から経費を引いて残りのうち事業用の資金を除いて家計に投入する額です。
3.当月末預金残高は、前月末預金残高と同じく、手持ち口座の当月末残高すべてです。
4.当月中現預金支出が出たら、この中に含まれる前月以前のクレジットカード利用による引落額は前月の支出なので引き、代わりに当月クレジットカード利用額を足します。なお計算を始めて行う月に限って、前月以前のクレジットカード利用額の引落額を引かないでください。
5.車検費用や固定資産税など、季節払いや年払いで未払い、かつ、金額確定しているものは、それぞれの性質により月割額を計算して引きます。
これで、未払い分を含めた、当月の家計が負担すべき支出額が算出されました。

この計算の目的は、毎月の家計支出の大きさを知ることのほか、2つあります。
1.前月末と当月末の預金残高を比べて増えているか意識する。家計は月々の貯金残高が増える体質になっているか。ボーナスなどの臨時収入頼りになっていないか。
2.クレジットカードの使用額や引落額の大きさを意識し、併せてリボ払いや賞与払いで無駄な利息を払っているかどうか確認する。一括払い以外は年利15~20%という高額な利息を負担します。この利息を上回る投資利益を上げるのは極めて困難ですから、投資より利払いを減らすのが先だと気づきましょう。

ざっくり支出算出法以外の正攻法としては、「都度家計簿をつける」ですね。
ここがハードル高いなと思う方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
さまざま工夫が本やネット上に載っていますが、詳細はそちらで自分に合った方法を見つけていただくとして、私の実践方法とポイントを紹介します。

お金を使うたびに財布にレシートとクレジット明細書を貯める。レシートが出ないものは、財布に入れたメモ用紙にその場で記入する。
パソコンは一日中電源を入れっぱなし、勤め人だった時は帰ったら寝るまで電源を入れっぱなしにして、帰ってきたら、都度エクセルを立ち上げて支出明細と金額を作っておいた月別シートに記入して保存する。
ここでのポイントはただ一つ。なるべく時間を置かずに都度エクセルに入力してしまう、ということです。内容分類もその日のうちならさっと判断できますし、いったん入力してしまえば、集計は簡単、毎日ちょっとずつ作業をすることで習慣化できれば「面倒くさいな」という気持ちも払拭できます。なにより作業を溜めると、私の場合、やりたくない気持ちが勝ってやめちゃう危険が。