かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

7 ランダムウォーク

ランダムウォーク
前回の例では生じうる場合のほんの、ほんの一例を示したものです。
株価は上がるのか、下がるのか、変わらないのか:方向
株価の上昇、下降、変わらず、の状態はいつ向きが変わるのか:変化
変化はどの位の幅で起こるのか:値動きの大小
変化する、変化しない、持続時間はどの程度なのか:時間
まったく予想できません。この
将来にわたる株価の動きは予測がつかない。とする考え方を、
ランダムウォーク理論といいます。

もう少し詳しくみていきましょう。
ランダムウォークとは、ランダム(でたらめに)ウォーク(歩いていく)ことです。

ここにすごく体力のある酔っ払ったおやじがいると思ってください。おやじは平らな道とも言えない位どちらにも縁のない平地に立っています。わかっていることは頭上の太陽だけで太陽が西に向かってこれから動いていこうとする方向がおぼろげに認識できるだけです。酔っ払ったおやじはすごく体力があるのでどこまでも歩き続けることができます。おおよその方向は太陽の向かう方へ行くのだとわかってはいますが、足元がおぼつかないので一歩一歩踏み出す方向はまったくでたらめです。でもすごく体力があるので、あっちによろよろ、こっちによろよろしながらも、絶対途中で座って眠ったりしません。歩き続けます。

ランダムウォークには2つの性質があります。
・一歩一歩の方向はでたらめである⇒株価は時点々々で上がるのか下がるのかわからない。まったく同じ確率で起こりえる。
・一歩一歩進むその短い時間単位では動きは小刻みである可能性が高い。突然鳥のように飛んで全然別の地点に降り立つことはない。⇒天変地異でもないかぎり、株価の動き自体は連続的に変化していく。ただしたまにかなり大きい歩幅となることはある⇒株価の急落や高騰はありうる。
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