かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

17NISA(ニーサ)

つみたてNISAまたは(一般)NISA
金融庁https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/index.htmlに詳しい説明が載っていますが、ここでもざっくり説明します。
口座はいずれかの金融機関に一口座しか作れません。
現在申込方法が進化しており、とりあえず口座開設しておいてから税務署の二重に口座開設していないかチェックに回す事後確認方式ができたようです。ただしNISA口座で株式の買い付けをした後に税務署の二重チェックに引っかかると、NISA口座が無効になるのはもちろんですが、口座内の株式が特定口座ではなく、一般口座に払い出されてしまいます。一般口座にある株式は管理が面倒なため、2~3週間かかりますが税務署の二重チェックは事前確認方式をお薦めします。
私の時には、事後確認方式はありませんでした。

・つみたてNISAか一般NISAか
二種類のNISA口座があり、年によって乗り換えは可能ですが、同一年中はいずれかひとつです。他に未成年者向けにジュニアNISAがあります。つみたてNISAでない方は、NISAが正式名称ですが、区別するため一般NISAと呼ばれています。

つみたてNISAですが、購入商品が、金融庁のお墨付きである手数料低廉の投資信託に限られています。年間40万円までの積立投資方式です。積立なので定期買付主体になりますが証券会社によってはボーナス設定もできますので確認してください。
年間40万円以内で買い付けた商品の保有中の配当/分配金、売却した時の譲渡益が非課税になります。こうした買付枠が毎年40万円ずつ用意され、その枠内で買い付けします。もちろん枠をまったく使わなくても構いません。売らないでいると最大20年間非課税状態、ロールオーバーという制度を選択するとさらに20年間非課税状態が保てます。
ただし注意したいのは、非課税状態でいる間に商品の時価が下がってしまうと、売却時に損失が出ても特定口座の譲渡益と相殺などできませんし、40年後に取得価額を下回っていたらその低い時価で特定口座や一般口座に払いだされますので、その後値が上がってから売却すると差額が課税対象になります。元々取得に出したお金まで課税されるケースがあるということですね。

一般NISAは、つみたてNISA商品に加えて個別株の購入もできます。年間120万円までの積立又はスポット購入方式です。
こちらは年間120万円の枠で5年間非課税、その後ロールオーバー5年間という制度だったのですが、2023年には廃止が決定、その後はつみたて20万枠+一般102万枠のハイブリッド型へ移行します。

いずれも大変お得な制度ではありますが、指定期間内で売った時の譲渡益が非課税になることの裏返しとして譲渡損が出ても損を他の益と相殺することができないという点には注意してください。
私は退職への道4 - かけこみリタイヤ―のダイヤリーに書いた退職が決まって有給でぷらぷらしている間に勉強しお試しのつもりで2018年11月につみたてNISA口座を楽天証券で開設しました。その後2020年に手続して2021年は一般NISA口座に変更しています。
変更した理由は、齢60にもなったので、年間40万円で40年間よりも、投資を加速するには個別株も選べるし、年間120万円の枠が良いかなと思ったからです。
それから楽天ポイントコースを選択しているので、クレジットカード決済で投信を積立購入すると月5万円まで1%楽天ポイントが付きます。ところがつみたてNISA枠は年間40万円なので、月額が上限33,333円なのですね。しかたなく特定口座で残り16,667円分の月額積立購入をしてポイントを稼いでいたわけですが、一般NISAは年間120万円枠ですから、毎月ポイント付与上限の5万円を積立購入し、残りの60万円を個別株購入枠として使っています。

ついでにお話しますと、楽天銀行にも同時に口座を開設し、マネーブリッジという設定にしています。設定すると楽天銀行普通預金口座の利率が年0.10%(メガバンクだと0.001%です)となるし、楽天証券で株の買い注文をして約定すると、自動で楽天銀行から楽天証券に資金移動されて決済されます。
さらに月3回に分けて月初500円、月中旬100円、月下旬100円の特定口座による投信積立を設定してあります。するとこの分も自動で楽天銀行から引き落とされるし、1回500円以上の投信購入に1ポイント以上使用する設定にすると楽天スーパーポイントが+1倍、楽天クレジットカードの引き落ち口座を楽天銀行にしておくと+1倍、月3回まで楽天証券での積立購入で1~3ポイント(残高等による)が付与されます。

最後はNISA口座の話から離れてしまいましたが、銀行残高から自動で投資信託を買い付けてくれる制度は、証券口座での預り金の残高を気にする必要がなく、さらに証券口座にログインしなければ、どれだけ損がでていようとも気にしないでいられるという、心理的に都合のよいしくみであると思います。
同様にauカブコム証券もauじぶん銀行と結び付けてあります。こちらではマネーコネクトという名前ですね。普通預金金利が0.01%に優遇されます。

[NISA制度の利用にあたっては、自己責任でお願いします。]