かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

子供の自虐ネタには同意しない

下の子はよく「わたしバカだから」と言います。
確かに勉強あんまりしないし、算数よくわからないでまーいっやとか済ませているところがあるので、若干同意しないでもないのですが。
でも絶対「そうかもね」などとは口にしないようにしています。
昨日も寝る前にそんなことをいうので「バカだとは思っていないよ。むしろ知恵者だと思ってる。勉強できないっていうよりか、最小限の労力で宿題片づける要領がいいという感じじゃない。」と言ってみたら「そういえばね、昨日の漢字テスト100点だった」「すごいじゃない。前は形憶えるの苦手で似たような形の漢字じゃない字を書いてたけど、得意になったんだね」と言ったらにこにこしていました。

配偶者は、父親から「おまえはバカだ、バカだ」と言われ続けて育ったそうなのですが、(毒親だと言っていました)それって言って何の意味があるのでしょうか。親が自分の劣等感を解消するために自分より弱いものにあたってカタルシスを得ていたのでしょうか。
私も親から「お前は鼻が低いね」と言われて十代の頃ずっと劣等感をいだいていました。今から考えると何だったんだろうと思うようなことですが。

十代って、親に「わたし〇〇だよね」って否定的なことを言ってくるときって「そうじゃないよ」って言ってほしくて言ってくる。そのくせ「そうじゃないよ」っていうと「フン、本当のこと言わないね」と思う癖に、「そうかもね」って言われると傷つくという、非常に面倒くさい生き物です。今自分のはるか昔を思い返してみてもそうだったと思う。
困るのは「わたしってブスなの」って聞かれることです。いつも「ふつー」と答えています。さっきの「バカだから」は説得力ある素材を掴んでいるから、具体例を挙げて言えるので相手も納得しやすい。実際、下の子は、低学年の時、鍵を持って行くのを忘れて学校に行き、帰って来て鍵を持っていないことに気づいた。そこで、オートロックは他の人が入るのを待って紛れ込み、家のドアは大家さんの号室へ行って鍵を開けてもらったという。実際知恵が回る。これだと「そうじゃないよ」っていうのは楽でしょう?
しらじらしい返答はしたくない。けれど傷つかない程度にそれらしいことを言うのって、本当に知恵を使いますね。親も馬鹿正直ではいられない。