かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

安全資産をリバランス?

今回は与太話です。
前に安全資産必ずしも安全資産ならず、という話をしました。
otosak.hatenablog.com
デフレがずっと続いている日本ですので、今のところ安全資産の顕著な価値減少は起こっていないのですが、一つ考えてみました。
リバランスというと、
・リスク資産の時価が上がって、当初想定の安全資産:リスク資産のバランスが崩れたからリスク資産を売る、又は、積立額を減らすという方向
・リスク資産の時価が下がって、当初想定の安全資産:リスク資産のバランスが崩れたからリスク資産を追加で買う、積立額を増やすという方向
両方向とも、リスク資産側でものを考えていますよね。

でも、インフレ率が目に見えて上がってきたらどうでしょうか。
もちろんインフレの原因によって、株式が100%インフレに負けない、追従できるとは言い難い場合もあると思います。でも、安全資産である預金、債券がインフレ負けするのを黙って見ているしかない、というのも切ないじゃないですか。
もちろん、株式がインフレに勝てる保証はありません。ましてやボラティリティが大きいからさらに危険かもしれません。
しかし、安全資産をリバランスする、という逆転の発想も選択肢に持っているとよいかなーと思います。
ただ、需要先行型でインフレが起きた場合、株価はそれを織り込み済みで、既に割高になっていた、という可能性もありますね。しかし持続的なインフレであれば、価値を生み出し続ける装置である株式に期待する価値はあると思います。
またインフレ追従は不十分でも、金利がつられて上がっているから、安全資産でも多少の実質価値の目減りを我慢してでも価値安定性を選択する、という考え方もありますか。
デフレに慣れてしまったので、インフレ時の価格形成過程の経路が想像しにくいです。もっとインフレの性質について学ばないと、いい加減な想像しか出てきません。
与太話でした。