かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)1本でいいのか

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)に積み立てを一本化しました、します、したいな、というインデックス投資界隈の声が聞こえてきます。
先日アップした全世界株式インデックスファンド5種比較 - かけこみリタイヤ―のダイヤリーを見ていただきたいのですが、

ギリギリと実経費率の最も少ないものを選びたい、ということであれば、SBI・全世界株式インデックス・ファンドになります。しかし、ファンド・オブ・ファンズ、マザーが別のETFを買っているようなものはいやだ、という方もいらっしゃるでしょう。

ETFのMAXIS全世界株式(オールカントリー)も実経費率が低いのですが、積み立てに向いていない。つみたてNISAのラインナップにはありません。一購入単位13,000円台(2021年6月現在)ですし、指値するとか成り行き注文とか株式の買い注文と同じ行動が必要。分配金は半期に1度出ていますから、外国税額控除は自動でやってくれる、反面12年超あたりから効いてくる複利効果を求めるには、分配金を手動で再投資しないとおっつかない。分配金支払い時に所得税引かれますしね。

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)は実経費率わたくし調べ第3位ですが、僅差。つみたてNISAによし、証券会社次第ですが月々100円から積立可能。日本株、先進国株、新興国株と3つの投信を別々に買うよりも実経費率はほんの少しだけ低いときている。
分配は今のところしていないので、外国税額控除は期待できませんが、そのかわり長期所有で複利効果はじわじわと効いてくるでしょう。
もう一つの弱点は、設定日から日が浅いこと。今は資金流入していて純資産総額も2021.6.25現在、2100億円と大きいですが、将来何かの都合で、資金が流出して10億口を下回ってしまえば繰上償還されてしまいます。「そんなばかな」と思うかもしれませんが、可能性の話ですから。

私もeMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)の積立・保有に関しては全面的に賛成します。しかしながら、これ1本だけに絞ることはしません。
今まで結構な額を積み立てた別のインデックスファンドを解約せず、積立だけ止めて、オール・カントリーだけ積立て続ける、というのならわかります。

楽天経済圏どっぶりで、楽天証券ばかりにインデックスファンドが集中している私がいうのも説得力がありませんが、

SBI・全世界株式インデックス・ファンドをSBI証券
eMAXISSlim全世界株式オール・カントリーをauカブコム証券、
楽天・全世界株式インデックス・ファンドを楽天証券

で積み立てると、証券会社リスクと、ファンドリスクをうまいこと分散出来てよさそうですが、NISA口座は一か所だけですものね。

わたくしは、全世界株式クラスも複数の運用会社の商品を並行して積み立ててまいります。
以下のような記事も、ご参考に。
otosak.hatenablog.com
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