かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

BND購入は見送り

資産クラスの分散のため、債券クラスの取得を目論んでおります。
本当は国内債券クラスが候補となればよいのですが、信託報酬率がどれも高めゆえ、そちらは候補ゼロでした。そこで外国債券クラスから、BNDを候補としてあげました。今回その結論です。

分析1 株式クラスとの相関係数が、データの取り方によりプラスになったりマイナスになったりする。
原因は、書きましたが、BNDの価格変動自体が小さい利点が仇になり、株式の上昇期にちょっとだけ上昇しているとプラスに、そうでないとマイナスに振れてしまいます。債券クラスは株式クラスといつでも逆相関にはなるわけではありません。むしろ値幅の動きが少ないという特質に注目して購入するという考え方に変えた方がよいと思います。そして含み益ではなく分配金でパフォーマンスを評価する。リスク資産の配分として従来の考え方をそのまま適用する訳にはいかなくなってきています。仕切り直しが必要ですね。

分析2 価格は安定しているが、政策金利動向の行方が不透明
今はコロナ及びアフターコロナをにらんで先進諸国は資金供給を豊富にして低金利誘導しまくっていますが、これが資金引き締め方向に少しでも動いたら、既発債で組成されている債券クラスの投資信託は、ガクッと価格が下落するでしょう。それはいつかはわからないし当分こないのかもしれませんが、今の時点でBNDを新規所有するかというとためらいがあります。また、株式売買手数料がかかりますから、小口でドルコスト平均法をとってまで買うものだとも思えません。

分析3 やはり外国為替金利のダブルパンチはいや
為替変動にも当然さらされます。株式クラスだって為替変動にさらされていますが、こちらは日本発の先進国株や米国株へ投資する円建ての低コストインデックスファンドが揃っているのに、外国債券クラスの円建て低コストインデックスファンドはないし、成り立つ状況でもありません。そうすると為替手数料のドル転、円転での往復ダブルパンチはかなりの確定コストとして看過できません。また米国消費者物価指数が2021年4月対前年同月比4.2%から2021年5月同5.0%とじわりと上がってきているのも微妙に悪材料になっています。

私が計算した税引き後年利1.78%はネット定期金利上限0.10%よりはるかに魅力がありますが、為替変動リスクを相殺できるほどかというと、定量的に考えたわけではありませんが、わざわざ新たに資産クラスを増やすほどでもなさそうです。
なんだか、無理やり買わない理由を探しているような書きぶりになってしまいました。(笑)
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