2018年11月中旬から年次休暇の消化に入り、2019年1月末で退職しました。会社にいかなくなった2018年11月を境に家庭の生活費がどう変化したのか、お示ししたいと思います。
家族は、私、勤め人の配偶者、小学生の子1人、中学生の子1人です。
ただ、この生活費の集計ですが、配偶者と所帯を持った時「生活費は給与の課税対象支給総額の比率で負担する」と取り決め、そのためのデータを毎月蓄積したものです。各自の外食費や趣味の出費、おやつ代などは入っていないので、世帯の支出合計ではありません。
また元データには、住宅賃借料や更新料、不動産仲介手数料などが含まれておりましたが、これらの住宅関係外部支出は除外しました。というのも、2020年4月末から賃貸マンションを出て、実家に引っ越したため、月額135,000円賃借料が固定資産税の支払いに代わり、支出額がほぼ10分の1になったため、退職前後の状況を比較する際のノイズになると思ったためです。
赤線の左側が会社に行っていた時のもの、右側が会社に行かなくなってからのものです。
データで見ますと、
年月 | 金額(円) | 年月 | 金額(円) | 年月 | 金額(円) |
201601 | 262,818 | 201701 | 285,379 | 201801 | 411,534 |
201602 | 240,081 | 201702 | 224,502 | 201802 | 211,424 |
201603 | 266,335 | 201703 | 179,616 | 201803 | 168,647 |
201604 | 269,382 | 201704 | 239,982 | 201804 | 255,520 |
201605 | 267,872 | 201705 | 246,570 | 201805 | 224,839 |
201606 | 320,938 | 201706 | 218,548 | 201806 | 188,494 |
201607 | 266,130 | 201707 | 221,814 | 201807 | 203,207 |
201608 | 277,733 | 201708 | 289,325 | 201808 | 210,030 |
201609 | 227,387 | 201709 | 192,322 | 201809 | 158,363 |
201610 | 393,834 | 201710 | 209,089 | 201810 | 235,439 |
201611 | 241,843 | 201711 | 214,586 | 201811 | 227,107 |
201612 | 410,240 | 201712 | 359,378 | 201812 | 159,567 |
201901 | 230,516 | 202001 | 290,698 | 202101 | 406,985 |
201902 | 265,997 | 202002 | 173,890 | 202102 | 156,987 |
201903 | 376,710 | 202003 | 101,528 | 202103 | 117,850 |
201904 | 166,205 | 202004 | 232,336 | 202104 | 148,840 |
201905 | 237,184 | 202005 | 273,921 | 202105 | 210,670 |
201906 | 189,303 | 202006 | 179,870 | 202106 | 186,773 |
201907 | 204,847 | 202007 | 182,389 | ||
201908 | 242,850 | 202008 | 170,603 | ||
201909 | 208,018 | 202009 | 165,454 | ||
201910 | 156,341 | 202010 | 180,581 | ||
201911 | 190,896 | 202011 | 170,201 | ||
201912 | 211,334 | 202012 | 172,970 |
暦年ごとの合計をまとめるとつぎのとおり。
年 | 支出年額 |
2016 | 3,444,593 |
2017 | 2,881,111 |
2018 | 2,654,171 |
2019 | 2,680,201 |
2020 | 2,294,441 |
2016年1月から2018年11月までの月額平均は252,008円、2018年12月から2021年6月までの月額平均は205,235円で0.8144%。約2割減少しています。
減少の理由を考えてみますと、まず勤めていた時は、デパートの閉店間際セールに駆け込んで寿司や刺身といった簡単に食べられるものを調達して済ませたり、生協の注文もピザや肉まんなど、お惣菜系が多かったものが、退職後は閉店間際のデパートに行かない、素材を買う、生協にも生鮮品を注文する割合が高くなり調理が増えたということがあります。また近所にそこそこ安いスーパーが出来たため、生協での食材購入をスーパーでの食材購入に振り替えた結果、単価が安くなったということもあります。
昼食代に関しては、元からお弁当を持参していたため、勤めを辞めたからと言って昼食が自炊であることは変わりがなく、せいぜい弁当用のおかずである冷凍食品やお惣菜の購入比率が若干下がった位なので支出減少貢献度は低いでしょう。また、職場や趣味サークルの付き合いも、お酒をやめたのでほとんど飲み会に参加しなくなったし、どうしても義理で出なければならない人事異動期の歓送迎会と忘年会の年2回のみ参加、それも最後にはぶっちぎってしまったし、課内での忘年会や解散会も、課長権限を行使してやらない、知らんふり。だから外食費の影響も少ないと思います。
以上交際費や外食費といった最も退職前後で支出変化の大きそうな費目にさほどの変化のない私ですら、2割も減少しています。いかに外に出ているとお金を使ってしまうか、ということでしょう。
でもね、どう考えても勤めている時にそんなにお金を使っていた記憶はないんですよ。なんとなれば一日お財布を開かないという日が何日も続いたりしましたし。たまに使うときに大きな金額が出て行ったのかしら。
思うに以前は生協でも正月用品をたくさん買うとか、毎月お給料が入るものだからストレス解消を兼ねて遠慮なく高い物を注文していたのが、毎月入ってくるお金がなくなったので、知らず知らずのうちにつましい食品選びになったというところですね。心理的な影響が大きいのだと思いました。
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