かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

誰もが居心地の良い家庭

子らが喧嘩しました。
上の子がブラシを使った後、くっついた髪の毛をそのままにするとか、フッ素うがいの10mlを下の子は次の人のためにためておくのに、上は使いっぱなしにしてそのままだとかそんなこと。
そして言い争いがエスカレートして、上の子が反撃。今までずっと我慢してきたけど、お菓子だって切ったやつをあんたはまっさきに大きいの選ぶし、歯医者に行った時だって、自分が先に解放されたいからっていつも先、先云うじゃないの。自分の我儘は棚に上げて文句ばかり言わないでよ。
というようなことを涙目で訴えたのでした。
下の子は、最後まで「何それ意味わかんない」と言っていましたが、翌日から少しばかりおとなしくなりました。上の子は少しばかり「自分はこうしたい」とはっきり主張するようになりました。
お互い思いやりを持って和やかにというのは理想ですが、それぞれ家の外で嫌なことがあって機嫌が悪かったり、いつもそうそう上機嫌ではいられない。それが家の中で自由に出せるのが居心地のいい家庭なのかなと思い直しました。
今まで下の子は家では我儘をがんがん出して、上の子は遠慮していた。
お互いがんがん出せるとよいなと思います。それで遠慮なくぶつかって妥協点をさぐる、そんな自分を出せる場所が大事なんだよなと思います。
上の子が遠慮がちなのはわかっていましたが、親としては何でも聞き分けてくれるのでつい便利に乗っかってしまいますね。でも不満が溜まっていたんだね。ごめんね。
下の子もいつでも我儘というわけではなく、よく学校でのしょうもない一年生の話や同級生がこんなだったわ、ないわーとか愚痴をこぼしてくれます。外ではそれなりに我慢しているみたいです。
そういえば、私が中学生の頃、水飲んだコップを流しに置いておくと、姉がとんできて「なんですぐ洗わないの!」とえらい剣幕。「ひとつだけ洗うって水と洗剤と手間のむだでしょ。たまってから洗うのに。」よく口論となっていました。部屋が汚れて我慢できないから掃除、ではいつ我慢できなくなるのか、なんてのも感覚の違いがあって、先に我慢できなくなって掃除する方が損していると感じるチキンレース
面倒くさいから後でまとめて、と思っていると怒りを買う。
こんなところも一方的に決めるのではなく、主張し合って妥協点を見つけるのが同居生活の要諦ではないでしょうか。
まあ、私はそれでコップを洗うことをすっかり忘れていたことも多かったです。ごめんね。

そして今。まるっきり逆です。「流しに置いといて」と子供に声かけて、テーブルにほっておかれたコップも再利用しなさそうなやつや汚い奴は引き上げ、流しに洗ってない食器があると落ち着かないので、すぐ洗ったり漬け置きしたりします。なんで自分ばっかり、とはつゆほども思わないです。すっきりしたい。
いったいいつの間に変わったのでしょうか。思い当たる節としては、多分勤めるようになってなんでもその場で片づけるか目途をつけないとえらいことになる、と学習してからだと思います。職場でも家庭でも趣味の場でも行動原理は同じように反映されるんですね。