かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

家裁へ遺言書の検認に行きました

東京家庭裁判所へ、遺言書の検認に行きました。
実際に行った日は、2021年2月12日金曜日です。指定時間は14時。

自転車で余裕見て出たつもりが、
東京地裁・高裁の正門から入ろうとして止められ、第一南門から入ってくださいと言われる。
・第一南門入口は、自転車置き場はあるけれど、職員と弁護士の専用口で、一般人は建物に沿って誘導され、結局正門に回って荷物チェックとなる。
・指定の17階へ上がったら、そこは知財と高裁で人気ひとけなし。職員の方に尋ねたら、家裁は隣のピンク色の建物だった。
・急遽1階まで下りて外に出て、建物を回り込む。
・家裁でも職員・弁護士専用口をしり目に、ぐるっと回って一般客用入口で荷物検査。幸い待ちはなく、エレベーターホールを探す。
・エレベーター前に来たところで、予定時間。ケータイで遅刻する旨電話。
という出だしから間抜けなことになってしまいました。
だから桜田門は嫌いです。(八つ当たり)

それにして家裁のエレベーターはのろい。なかなか来ない。少し離れた荷物用もどうぞ、なんて書いてありますね。行かれてしまってから気が付きましたよ。
しかもボタンが静電式らしく、手袋をしていると反応しません。この時期に素手で誰が触ったわからないボタンを触りたくないんですけど。しかたなく17階を素手で押しました。

17階で折りて、廊下を曲がると、受付とは書いてありませんが、「書記官室」と出ていて、受付カウンターらしき雰囲気だったので来意を告げたら、担当書記官の方がすぐいらした。

第〇法廷へ案内される。別に今日は原告被告じゃないからどちらに座ってもいいんだと思いますが、裁判官から向かって左、ドア側へ座りました。

持ってきた遺言書2通を書記官の方へ渡して暫くすると裁判官登場。
裁判官から、本日の諸注意。確認するだけで遺言書の効力を認める取引ではありませんとのこと。
書記官が封筒を透かして、中の文書を切らないようにハサミで開封しました。
二通のうち、一通は封筒に日付あり、もう一通は日付がないので、中を見て古い方から番号をつけます、と裁判官から説明がありました。
裁判官が文書を私の方へ掲げながら、「これは〇〇さん(=父の名)の筆跡ですか。」「押印は〇〇さんの印鑑ですか」と質問あり。また今回は聞かれませんでしたが、どこでどうやって発見されたのか聞かれるらしいです。
ということも、後で気が付いたのですが、待合室に、「遺言の検認を受ける手順」という透明シートに挟んだちらしが置いてあって、そこに書いてありました。

ここでまたまた失敗。
戸籍謄本は返して欲しいと付箋付きで郵送しておいたのですが、複写を同封するのを忘れていたのです。書記官の方から謄本を渡され、確認書を作っている間に、地下1階のコンビニでコピーをとってきてくださいと言われ、慌ててエレベーターで下りました。
地下にあるファミリーマートでコピーを取っていて気が付いたのですが、ファミマの横に地裁高裁への地下連絡通路があるではないですか。
帰りはここを通って地裁高裁のエレベーターで1階に上がってみました。そうしたら出口に「家裁へは地下又は1階の連絡通路を通ってください。そうすると荷物チェックはありません」と掲示があります。場所はわからないですが、どうやら1階にも連絡通路があるらしいです。
これだったら、家裁は隣の建物と言われて、慌てて地裁高裁のビルを一度出て、また家裁の入口で荷物チェックを受ける必要はなかったですね。慌てていたし、ビル内の地理もさっぱりわからないのでしょうがないです。

コピーが終わって17階に上がって、待合室で待つことにしました。
そうしたら、先ほど言った「遺言の検認を受ける手順」という紙が透明バインダーに挟んだものがあったので、読んでみました。
裁判官に筆跡と印鑑について聞かれた時の答え例があって「確かに〇〇の筆跡です」「多分〇〇の筆跡だと思います」「わかりません」「違うと思います」と回答例が出ています。
先にこれをみていたならなぁと思いました。また実印だと思う場合はそう言ってくださいというのも書いてあった。実印だって急に聞かれてわかりますかね。我が家の場合、印鑑登録証と一緒に3,4本実印らしきもの、銀行印らしきものが出てきましたし、もちろん印影なんて見てないから、きっと「わかりません」になってしまうと思います。

少ししたら、書記官の方が「証明書」2通を持って現れました。
中に入っていた便箋、封筒、証明書の順にホチキス止めして、割り印が打ってあります。銀行などでの口座解約手続きに必要な場合は、この文書又は写しを提示してください。割り印があるので、遺言書と離さないでください、という注意事項を受けました。
一通当たり150円の収入印紙、今回は二通で300円分を書記官の方へ渡し、コピーと謄本の照合をして、謄本を余った切手と共に返してくれました。
遺言書の枚数にもよりますが、後日調書が必要であれば、750円からで調書の発行もできるとのこと。調書とは本日の確認事項を裁判官が文書でまとめたものです。

ここまでで1時間。15時になりました。
地下まで下りて、地裁高裁側に回って1階に上がり、駐輪場の自転車を第一南門から出して帰途につきました。また、皇居の南、桜田門は自転車でくぐっても警官は何も言わなかったので、通っていいのでしょう。
久しぶりに中央官庁の空気を吸って、すごく疲れました。