かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

リタイア直前の入金力を測定

お給料のことを記事に書こうと思っていて、「給与収入については、そろそろ右肩上がらなくなってきた世代です」って言葉が浮かんで、モデルナアームを連想し、そうかーワクチン世代だったのね、と気が付きました。副反応世代。

冗談はさておき、以前退職への道5という記事に、ざっと定年までいた場合の手取給与と、定年退職での退職金と自己都合退職金の差額を計算して、貰えたかもしれない1,200万円を諦めてでもやっぱり辞める、と決心した話を書きました。

給与は40代前半から、毎年少しずつ増えることがまったくなくなり、残業代や扶養手当の凸凹のみとなっていて、役職手当がつくような管理職ポストに就任しないかぎり、増加が望めない状態でした。でも私は、役職定年や子会社出向や転籍で給与ががくっと下がるという経験がないだけ恵まれています。55歳で中間管理職になって、残業代は無くなった代わりに管理職手当がつくようになり、給与はちょっとだけ増えました。
結局それでメンタルが持たなくて駆け込みアーリーリタイアへという運命の道が開けていたわけですが。
そこで手取給与が生涯で最も多かったと思われる、もとい、微妙に多かったと思われるリタイア直前にどれだけ入金力があったのか、計測してみました。

(計測方法)
預金通帳と現金出納帳から、各月の入金額を計算する。手取給与、株主優待券の売却、下取りパソコンの入金、友人に売った演奏会チケットの代金、役所からの児童手当、配偶者からの家計費負担金など、資金移動を除くすべての入金。なお株式比例配分方式を採用してからの証券会社口座受取の配当金は入っていない。
預金通帳と現金出納帳から、各月の出金額を計算する。振込払い、口座振替、クレジットカード使用分は引き落とされた月に算入し、suicapasmoはチャージ時点ではなく、使用時点で算入する。各種ポイントを使用して支払ったものは現金で出て行ったものではないので、支出額に算入しない。

入金額ー出金額=入金力 投資や貯金に回せる現金 という計算方法です。あくまで現金ベースですね。

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入金力をグラフにしてみました。見るとマイナスになっている月もあります。これはその月の入金額よりも出金額が多かったということで、原因としては、年一回払いのものが出ていったこと、配偶者からの家計費負担入金が翌月になったことが主な原因です。
(配偶者からの家計費負担金について)
結婚した時、お互いの課税給与額の比率でその月の家計支出を分担することにしました。
私が現金出納帳をつけていますので、子供の費用、家計共通費用はなるべく私が支払いを行い、配偶者が支払った場合は、レシートやメモ等を貰って即日私が現金で配偶者に手渡します。したがって私の現金出納帳は、家計すべての支出+私の個人的支出が記帳されています。家計に属する支出を月毎に集計し、その月の課税給与額の比率で按分し、配偶者から入金してもらいます。
数字は月末に確定するので、入金はどうしても翌月になります。当月末までに概算払いをしてもらい、翌月精算することもありました。

年月 入金力 年月 入金力
2015.01 -204,067 2016.01 -11,723
2015.02 516,587 2016.02 414,541
2015.03 -18,273 2016.03 124,039
2015.04 153,220 2016.04 77,933
2015.05 302,747 2016.05 -28,592
2015.06 908,051 2016.06 1,071,344
2015.07 97,032 2016.07 -97,471
2015.08 49,967 2016.08 109,990
2015.09 57,464 2016.09 253,942
2015.10 404,644 2016.10 85,953
2015.11 127,187 2016.11 -30,404
2015.12 888,495 2016.12 966,671
2015年計 3,283,054 2016年計 2,936,223
年月 入金力 年月 入金力
2017.01 61,899 2018.01 -122,714
2017.02 427,143 2018.02 479,635
2017.03 303,599 2018.03 39,701
2017.04 -5,173 2018.04 108,934
2017.05 148,571 2018.05 352,186
2017.06 1,043,725 2018.06 921,366
2017.07 -123,893 2018.07 213,180
2017.08 253,575 2018.08 254,280
2017.09 70,965 2018.09 30,659
2017.10 190,534 2018.10 314,929
2017.11 312,949 2018.11 37,670
2017.12 703,833 2018.12 1,166,054
2017年計 3,387,727 2018年計 3,795,880

次に、配偶者からの家計負担費入金がまったくないと仮定して、私一人が家計費全額持ったとして入金力を計算すると次の通りです。

年月 入金力 年月 入金力
201501 -204,067 201601 -116,093
201502 347,915 201602 193,318
201503 -134,368 201603 -1,756
201504 51,079 201604 -51,337
201505 126,409 201605 -143,864
201506 755,102 201606 957,386
201507 -25,501 201607 -129,567
201508 -60,553 201608 -18,415
201509 -67,696 201609 134,951
201510 13,421 201610 -17,293
201511 127,187 201611 -185,004
201512 709,986 201612 859,306
2015年計 1,638,914 2016年計 1,481,632
年月 入金力 年月 入金力
201701 -4,569 201801 -179,346
201702 307,375 201802 275,270
201703 111,539 201803 -57,189
201704 -5,173 201804 18,825
201705 41,737 201805 238,845
201706 935,458 201806 816,891
201707 -224,987 201807 119,257
201708 185,794 201808 200,747
201709 -51,149 201809 -68,080
201710 96,336 201810 230,914
201711 213,926 201811 -68,378
201712 603,228 201812 1,062,393
2017年計 2,209,515 2018年計 2,590,149

なんと2015年164万円減、2016年145万円減、2017年117万円減、2018年120万円減となってしまいます。
共働き最強ということがわかりました。

計算する前は、毎年360万円位は貯金へ回せているかなと思っていましたが、個人的支出をゼロにするか、毎月の家事費を5万円ずつ位削らないと難しいです。
ともあれ、微増した給料に比例して入金力も地道に維持していけた感じです。数字を確認して、思い込み間違いを修正出来てよかったです。