お給料のことを記事に書こうと思っていて、「給与収入については、そろそろ右肩上がらなくなってきた世代です」って言葉が浮かんで、モデルナアームを連想し、そうかーワクチン世代だったのね、と気が付きました。副反応世代。
冗談はさておき、以前退職への道5という記事に、ざっと定年までいた場合の手取給与と、定年退職での退職金と自己都合退職金の差額を計算して、貰えたかもしれない1,200万円を諦めてでもやっぱり辞める、と決心した話を書きました。
給与は40代前半から、毎年少しずつ増えることがまったくなくなり、残業代や扶養手当の凸凹のみとなっていて、役職手当がつくような管理職ポストに就任しないかぎり、増加が望めない状態でした。でも私は、役職定年や子会社出向や転籍で給与ががくっと下がるという経験がないだけ恵まれています。55歳で中間管理職になって、残業代は無くなった代わりに管理職手当がつくようになり、給与はちょっとだけ増えました。
結局それでメンタルが持たなくて駆け込みアーリーリタイアへという運命の道が開けていたわけですが。
そこで手取給与が生涯で最も多かったと思われる、もとい、微妙に多かったと思われるリタイア直前にどれだけ入金力があったのか、計測してみました。
(計測方法)
預金通帳と現金出納帳から、各月の入金額を計算する。手取給与、株主優待券の売却、下取りパソコンの入金、友人に売った演奏会チケットの代金、役所からの児童手当、配偶者からの家計費負担金など、資金移動を除くすべての入金。なお株式比例配分方式を採用してからの証券会社口座受取の配当金は入っていない。
預金通帳と現金出納帳から、各月の出金額を計算する。振込払い、口座振替、クレジットカード使用分は引き落とされた月に算入し、suicaやpasmoはチャージ時点ではなく、使用時点で算入する。各種ポイントを使用して支払ったものは現金で出て行ったものではないので、支出額に算入しない。
入金額ー出金額=入金力 投資や貯金に回せる現金 という計算方法です。あくまで現金ベースですね。
入金力をグラフにしてみました。見るとマイナスになっている月もあります。これはその月の入金額よりも出金額が多かったということで、原因としては、年一回払いのものが出ていったこと、配偶者からの家計費負担入金が翌月になったことが主な原因です。
(配偶者からの家計費負担金について)
結婚した時、お互いの課税給与額の比率でその月の家計支出を分担することにしました。
私が現金出納帳をつけていますので、子供の費用、家計共通費用はなるべく私が支払いを行い、配偶者が支払った場合は、レシートやメモ等を貰って即日私が現金で配偶者に手渡します。したがって私の現金出納帳は、家計すべての支出+私の個人的支出が記帳されています。家計に属する支出を月毎に集計し、その月の課税給与額の比率で按分し、配偶者から入金してもらいます。
数字は月末に確定するので、入金はどうしても翌月になります。当月末までに概算払いをしてもらい、翌月精算することもありました。
年月 | 入金力 | 年月 | 入金力 | |
2015.01 | -204,067 | 2016.01 | -11,723 | |
2015.02 | 516,587 | 2016.02 | 414,541 | |
2015.03 | -18,273 | 2016.03 | 124,039 | |
2015.04 | 153,220 | 2016.04 | 77,933 | |
2015.05 | 302,747 | 2016.05 | -28,592 | |
2015.06 | 908,051 | 2016.06 | 1,071,344 | |
2015.07 | 97,032 | 2016.07 | -97,471 | |
2015.08 | 49,967 | 2016.08 | 109,990 | |
2015.09 | 57,464 | 2016.09 | 253,942 | |
2015.10 | 404,644 | 2016.10 | 85,953 | |
2015.11 | 127,187 | 2016.11 | -30,404 | |
2015.12 | 888,495 | 2016.12 | 966,671 | |
2015年計 | 3,283,054 | 2016年計 | 2,936,223 |
年月 | 入金力 | 年月 | 入金力 | |
2017.01 | 61,899 | 2018.01 | -122,714 | |
2017.02 | 427,143 | 2018.02 | 479,635 | |
2017.03 | 303,599 | 2018.03 | 39,701 | |
2017.04 | -5,173 | 2018.04 | 108,934 | |
2017.05 | 148,571 | 2018.05 | 352,186 | |
2017.06 | 1,043,725 | 2018.06 | 921,366 | |
2017.07 | -123,893 | 2018.07 | 213,180 | |
2017.08 | 253,575 | 2018.08 | 254,280 | |
2017.09 | 70,965 | 2018.09 | 30,659 | |
2017.10 | 190,534 | 2018.10 | 314,929 | |
2017.11 | 312,949 | 2018.11 | 37,670 | |
2017.12 | 703,833 | 2018.12 | 1,166,054 | |
2017年計 | 3,387,727 | 2018年計 | 3,795,880 |
次に、配偶者からの家計負担費入金がまったくないと仮定して、私一人が家計費全額持ったとして入金力を計算すると次の通りです。
年月 | 入金力 | 年月 | 入金力 | |
201501 | -204,067 | 201601 | -116,093 | |
201502 | 347,915 | 201602 | 193,318 | |
201503 | -134,368 | 201603 | -1,756 | |
201504 | 51,079 | 201604 | -51,337 | |
201505 | 126,409 | 201605 | -143,864 | |
201506 | 755,102 | 201606 | 957,386 | |
201507 | -25,501 | 201607 | -129,567 | |
201508 | -60,553 | 201608 | -18,415 | |
201509 | -67,696 | 201609 | 134,951 | |
201510 | 13,421 | 201610 | -17,293 | |
201511 | 127,187 | 201611 | -185,004 | |
201512 | 709,986 | 201612 | 859,306 | |
2015年計 | 1,638,914 | 2016年計 | 1,481,632 |
年月 | 入金力 | 年月 | 入金力 | |
201701 | -4,569 | 201801 | -179,346 | |
201702 | 307,375 | 201802 | 275,270 | |
201703 | 111,539 | 201803 | -57,189 | |
201704 | -5,173 | 201804 | 18,825 | |
201705 | 41,737 | 201805 | 238,845 | |
201706 | 935,458 | 201806 | 816,891 | |
201707 | -224,987 | 201807 | 119,257 | |
201708 | 185,794 | 201808 | 200,747 | |
201709 | -51,149 | 201809 | -68,080 | |
201710 | 96,336 | 201810 | 230,914 | |
201711 | 213,926 | 201811 | -68,378 | |
201712 | 603,228 | 201812 | 1,062,393 | |
2017年計 | 2,209,515 | 2018年計 | 2,590,149 |
なんと2015年164万円減、2016年145万円減、2017年117万円減、2018年120万円減となってしまいます。
共働き最強ということがわかりました。
計算する前は、毎年360万円位は貯金へ回せているかなと思っていましたが、個人的支出をゼロにするか、毎月の家事費を5万円ずつ位削らないと難しいです。
ともあれ、微増した給料に比例して入金力も地道に維持していけた感じです。数字を確認して、思い込み間違いを修正出来てよかったです。