かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

職務質問

自転車に乗っていたらお巡りさんに「ちょっといいですか」
と止められて、防犯登録確認をされました。

昼日中、人出の多い交差点を渡ったところです。
「いいですよ」と応じると、まず名前を聞かれます。
自転車の前輪泥除けに住所や名前をテプラで貼ってあったらお巡りさんはまずそこを見ます。
次に、お巡りさんが登録番号を端末のようなものに記入してから、無線で読みあげます。待つことしばし、「〇〇です。」と所有者名の返事がきて確認完了。「ありがとうございました。」
で開放という具合です。
すかさず「あのー。どうして私に声かけたんですか」と質問した。
お巡りさん一瞬ひるんで「いや、どなたにも声かけています」と言った後、
「鍵のついてない自転車には必ず声をかけます。でもお持ちでしたね」
私、後輪にわっか形でロックする鍵が以前ついていたのですが、わっかをまわすプラスチックが壊れたので全部はずして、代わりにチェーン式のダイヤルロックを使っています。運転中はずしているのを前かごにほおりこんでいます。
忙しいのに、無差別に声掛けなんかしないでしょ、と内心思っています。
今回「どなたにも声かける」のではなく、ちゃんと狙って声をかけている、それがわかって私は満足しました。

両親が茨城県の石岡に家を建てたことがあり、その時買った赤い自転車を、家の売却と共に持ち帰ってきたものを乗り回していたことがありました。
この時は何で止められたのか正確に覚えていませんが、茨城県の住所がテプラで貼ってあったのか、防犯登録の警察署名が見えたのか、乗り回している場所と登録地が遠方で離れすぎているのがわかって不審に思われたような気がします。
その時は、
他県であること(私の居住場所は東京都区内です。)
防犯登録が十年以上前であること
から、警察署に電話→茨城県警に電話→古すぎて見つからず
結局「もういいです」で終わりました。

この時は、家出した人や頭がぼけているけど体は元気な人が、とんでもない距離を自転車で移動していることがある、というお話を聞きました。

またこれは自転車屋さんで聞いた話なのですが、女子中学生が「おじさん、鍵をなくしちゃったから取り外して付け替えてくれますか」と持ってきたのが、実は盗んだものだった。というのも。知能犯。

夏でも長袖を来ている=覚せい剤の注射後を隠しているんじゃないか
深夜に駅から住宅地へ自転車で向かっている=自転車窃盗
鍵の曲がっている自転車=壊して盗んだのではないか
などもありますね。
通常らしからぬ風体や行動に着目して推理するということですね。

私は、「どんなきっかけで声掛けをしているのか」にすごく興味があるので、つい職務質問に逆質問したくなります。
そうすると結構な確率で面白い視点が得られます。