現在消費中の塩はハワイの塩。
母親は生前ずいぶん海外旅行に行って、現地の塩を買うのを楽しみにしていたので、これもその一環。粒がやや大きいので、塩挽きでひいて使っています。
昭和ヒトケタ生まれなので、小さい頃は戦争で食べ物がなく、戦後も食べ物がなく、苦労したと思います。一転、老後は父親に年金が沢山入ったから海外旅行に沢山いけた。
そういう意味では、よい人生だったのではないでしょうか。
カイバル峠*1、アンコールワット*2とか、今では危なくて足を踏み入れることに躊躇するような場所にもいけたのでよかったと思います。
反面、物のない辛さが体に染みついているので、缶詰、トイレットペーパーから包装紙、輪ゴム、リボンから紐までため込んで、私からは“モズ主婦”と呼ばれて笑ってた。
そして死後二年半経っても親の遺産を消費し続けているのが私です。
私の尊敬する本多静六さんも、人生での幸せ総量は一定だから、若いうちに苦労し、年取ってからは安楽を選びたいものだ、ということを言っていたと思います。
うちの子たちにも、若くしてブレイクすると後が大変なんだよーと教えています。
大人たちにちやほやされると、それが当然だと思ってしまい、ブームが去って誰も自分に注目してくれないことに対して「なぜ?」と思って、虚像が剥がれて空っぽだった自分に向き合うことができなくておかしな方向へ行ってしまう。
皆川おさむの「黒猫のタンゴ」なんぞyoutubeで喜んで聞いているから。いったいどこで知ったのか。
子連れ狼の子役の話もしました。
まあ、まちがってもブレイクしそうにない子たちではある。