私は、ものすごく悲観的な人間だなーと思います。事態が悪い方に転がることばかり想像して暗ーくなる。そのせいでぐずぐずしてすぐに始められず、ぎりぎりの少し前位によっこいしょっと腰を上げるという、なんとも非生産的な状況に陥ることもありますし。
20代30代の時は、「面倒くさい」が始めない主な理由でした。その先まで頭が回っていなかったようです。そして先輩や後輩にすぐ丸投げして平然としていた。
「ずるいなー」と言われたこともあるけど、受け流していた。
自分がいい加減だと怒られても気にしなかった。
それが年を経ると、段々後輩の面倒を見たり、研修会の講師をやったり司会をやったり、部署の数字の責任を実質的に負ったりするようになって、「やるのは、おまえだろ、おまえ」と心の中の声がこだまするようになってきた。準備不足で痛い目を見る度に「事前にきちんと準備しよう」という気持ちが強まって来て、自分の失敗が許せなくなる性質に変わっていきましたね。
それが極端な方向に進んで、何か関係する人に突発事件が起こっても「自分の準備が足りなかったからかな」と考え込んでしまったり、「〇〇と言ってあげられればよかったのに」など、ついつい自分を責めてしまう。どうやら自分のせいではないと明らかになるとホッとして嬉々として助けたりしてね。
だから他人の失敗で迷惑が降りかかってきても、あまり腹がたたないです。
反面、自分の失敗には、ちょっとしたことでも、いらいらして落ち着かなくなりますね。
完璧主義が顔を出してきていて、これってうつ病にかかりやすい人の気質と言われていますよね。退職前に少しおかしくなっていたのは自覚できていたから、定年まで我慢せずに思い切って退職して本当に良かったと思います。
