かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

悪魔の暖房器具

沖縄黒糖を消費せんがため、砂糖を入れる場面で必ず黒糖をぶち込んでいる。
そうしたら、スイートポテトはべっこう飴か焦げた芋けんぴみたいだし、
今日なんか、煮林檎に黒糖入れたら、どう見てもカレーに入れる炒めすぎた玉葱にしかみえない。全然おいしそうじゃない。実際味見してみたら、スイートポテトはおいしかったのですが、煮林檎はちょっと変です。責任取って食べるしかないか。

ところで、本題です。
悪魔の暖房器具といえば、こたつですね。これは同意していただけると思います。
一度足を突っ込んでしまったら、二度と出ることのできない虎の穴。
たまに、トイレにでもいこうかな、という時に、いきなり頭が回転して、あそこの本を持ってきて、お茶入れて、えーとお菓子の袋も、とトイレから戻る時には、荷物を抱えてテーブルにどーんと展開。ますます根っこが生えるのでした。

そんな悪魔に囚われないようにと、我が家では十年前にこたつを追放しました。
とりあえず、ものぐさの神に囚われる危険は回避できたのです。

ところがこう寒くなってくると、エアコンだけでは、足元がどうにも寒いですね。上半身は問題ないのですがね。頭なんかぽーっとしちゃって。
サーキュレーターはけつまずきそうだし、扇風機は古いタイプ。ずっと壊れないのはうれしいのですが、首振りで仰角は設定できない。照明付きのシーリングファンも考えたのですが、重量があって必ず天井に木ねじで穴を開けて固定しないといけないので面倒で断念。
現状は、昨シーズン買った小型のセラミックヒーターと電気ひざ掛けで凌いでいました。

この電気ひざ掛け、社会派ブロガーのちきりんさんが毎年お薦めしてくれるやつを数年前に買ったのですが、配偶者の持ち物ゆえ、日中しか使えない。午後に子供が帰ってきたら譲り渡しています。


そこで今年は私も自分用を買いました。ちきりんさんお薦めと違ってちょっと大きいタイプ。

これが。
すごくいいんですよ。
こういう電熱式のひざ掛けって、触っている所しかあったかくないじゃないですか。そうすると配偶者のちっちゃいやつでは、おしりの下に引いたら、あとは椅子の背もたれ部分にかけることしかできないので、椅子に寄りかかっているときだけしか背中が暖かくない。
まだ寒さが緩い時に、一人でいるのなら、ひざ掛けだけ使って、エアコンを止めれば、電気代少ないよー、というのがちきりんさんお薦めの使い方だから、触っていない所が冷える。特に手が冷えてくる。椅子だって寄りかかっている瞬間は短い。どちらかというと前かがみに背中を丸めてパソコンいじったり本を読んだりお茶を飲んだりしている時間が長いじゃないですか。時々太ももの下に手を入れたりしますが、上半身がどうにも冷えて結局エアコンのお世話になっていました。

ところが今回購入したのは、椅子の背もたれとおしりだけってことはなくて、横幅があるから、両肩にひっかぶって、さらに太ももに上から巻き付けることもできる。
躰に巻き付けているから、エアコンなしの冷たい室温にさらされる部分が少ないので手もぽかぽかしてきます。

しかし。
良いことがあれば当然悪いこともあるわけで。
小さいひざ掛けなら、椅子に敷いているだけだから、ぱっと立ち上がれます。ところが大判だと体に巻き付けているから、まず両肩から下して椅子にかけ、次に足に巻き付けたものをはずして、椅子から落ちないように軽く折り畳んで椅子に置く。これではじめて立ち上がれるわけです。
めんどうくさい。
結果どうなったかというと、トイレにちょっと立ったときに、脳が急回転して、おかし、本、お茶を持ってくるようになってしまいました。
完全に“こたつ”化してしまいました。
その証拠に今日の午前中は、机の前のパソコンからまったく離れることなく過ごしてしまい、気がついたら13時。お皿も洗っていないし、洗濯もやっていないし、ああー何もできていないじゃないですか。

よくない。
でも手放せない。