かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

ネット依存

ミヒャエラ・グレックラー著/村田光範監修/内村真澄翻訳「デジタル時代の子育て 年齢に応じたスマホ・パソコンとのつきあい方」イザラ書房刊を読んでいます。

村田光範東京女子医科大学名誉教授によると、脳は動くものを実物だと思ってしまうので、特にスクリーンメディア上の音声付き動画を乳幼児は「父親又は母親だと思ってしまう。」
卵から孵って初めて見た動くものを親だと思ってしまうあひるをちっとも笑えませんね。

子供がうるさくまとわりつくので、DVDを見せて“子守をまかせる”とじっと見ていて静かでいいわあ、という経験を多くの親御さんは経験していますよね。
アルコール依存症と同じく、そこから離れられない嗜癖となってしまう、スクリーンメディアの奴隷、又は、時間泥棒にあってしまう、そうした人は一定率いますが、特に小さい頃から触れていると依存症になる確率が格段にあがるということ。
ゲームばかりやっている、SNSばかりやっている、動画ばかりみている、そうした子供を心配して「もう少しスマホやパソコンを見る時間を減らしたら」と親が提案すると、激高して壁やドアを壊した、なんて事例は他人事とは思えません。

ネットではこちらの入力に対して比較的すぐに反応が返ってくるので、現実社会でもそうでないといらいらしてくる。例えば何かの行列で待たされる、問い合わせ窓口で応じてくれた人が答えられずに調べにいって戻ってこないと、すぐにいらいらしてきませんか。

この本では12歳になってから徐々にスクリーンメディアに触れされて、自分一人で適切にあつかえるようにしましょう、と提案します。
ビルゲイツやスティーブジョブスの子供たちがスマートフォンを与えられたのは14歳になってからでした。
ただし、親が子供といっしょにいる時間に子供をほっぽらかしてスマホをいじっているようでは、子供と触れあう時間が少なくなるだけでなく、子供はルールを守ろうという気持ちがなくなります。「子供は親の言うことはきかないが、親のやることは必ずまねする」byわたくし。

インターネット依存度スクリーニングテスト
利用する機器は、パソコン、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機などオンラインで使用するすべてを含みます。次の1~20について次の回答の中から、最も当てはまるものを1つ選んでください。自分に関係のない質問であれば「全くない」を選んでください。
回答選択肢:全くない(1点)・まれにある(2点)・ときどきある(3点)・よくある(4点)・いつもある(5点)
1 気が付くと思っていたより、長い時間インターネットをしていることがありますか。
2 インターネットをする時間を増やすために、家庭での仕事や役割をおろそかにすることがありますか。
3 配偶者や友人と過ごすよりも、インターネットを選ぶことがありますか。
4 インターネットで新しい仲間を作ることがありますか。
5 インターネットをしている時間が長いと周りの人から文句を言われたことがありますか。
6 インターネットをしている時間が長くて、学校の成績や学業に支障をきたすことがありますか。
7 他にやらなければならないことがあっても、まず先に電子メールをチェックすることがありますか。
8 インターネットのために、仕事の能率や成果が下がったことがありますか。
9 インターネットで何をしているのか聞かれたとき、防御的になったり、隠そうとしたことがどれくらいありますか。
10 日々生活の心配事から心をそらすためにインターネットで心を静めることがありますか。
11 次にインターネットをするときのことを考えている自分に気が付くことがありますか。
12 インターネットの無い生活は、退屈でむなしく、つまらないものだろうと恐ろしく思うことがありますか。
13 インターネットをしている最中に誰かに邪魔をされると、いらいらしたり、怒ったり、大声を出したりすることがありますか。
14 睡眠時間をけずって、深夜までインターネットをすることがありますか。
15 インターネットをしていないときでもインターネットのことばかり考えていたり、インターネットをしているところを空想したりすることがありますか。
16 インターネットをしているとき「あと数分だけ」と言っている自分に気がつくことがありますか。
17 インターネットをする時間を減らそうとしても、できないことがありますか。
18 インターネットをしていた時間の長さを隠そうとすることがありますか。
19 誰かと外出するより、インターネットを選ぶことがありますか。
20 インターネットをしていないと憂うつになったり、いらいらしても、再開すると嫌な気持ちが消えてしまうことがありますか。

各回答の合計点があなたの得点です。
20~39点 平均的なオンライン・ユーザーです。
40~69点 インターネットによる問題があります。インターネットがあなたの聖愛kつに与えている影響について、よく考えてみてください。
70~100 インターネットがあなたの生活に重大な問題をもたらしています。すぐに知長の必要があるでしょう。

出典:表題書籍 引用:独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターホームページ/ネット依存治療部門
開発者:Kimberly Young博士
翻訳者:久里浜医療センターTIAR