かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

瞬間で接着できたが乾くのは遅かった

食器棚にしまうときに手が滑って、急須の蓋が真っ二つに割れてしまいました。
常滑焼だったせいか、落とした場所が比較的柔らかいビニールシートの上だったせいか、欠片にならなかっただけましですが、実は以前に急須の持ち手も補修した前科があります。その時は陶器用のボンドを使いました。
この手の接着剤は、時間を経たのちに使おうと思っても、中身がカチカチに固まっていて使えない場合がほとんどです。一回使ったら捨てるつもりでないといけません。
ボンドは長時間押さえておかないといけないので、今回は瞬間接着剤を検討します。
近所のスーパーで売っているアロンアルファは次の3種類。
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一般用が236円、ハイスピードEXが324円、ゼリー状が369円。一般用とハイスピードEXが2g、ゼリー状が4g。
一般用が一番安いのですが、陶器には使えない。ハイスピードEXかゼリー状ということになりますが300円ちょっと。前回と今回2回補修したならば600円ちょっとかかる。3,000円程度の急須に600円~700円の補修費をかけても、また同じ場所から割れるのじゃないか、とか、見栄えを気にしながら使い続けるくらいなら、買い替えた方が早いのじゃないか。
と思って少し放置しておりました。

しかし、やっぱり使い慣れた急須。色も形も容量も手になじんでいます。粉々にならなかったのも縁と考え補修することを決定。
以前購入したハイスピードEXが、やっぱりがちがちになっていたため捨てる。
今回はゼリー状を買って使ってみました。
接着そのものはすんなり。ゼリー状なので垂れません。その代わりちょっと周りにはみ出してしまった。
接着はすんなりできたし、蓋を平らな場所のそーっとおいてみたら、分解もしなかったため、すぐ乾くだろう、瞬間接着剤だし、と思ったのがまずかった。

一時間ほどして、もう乾いたから、はみ出した部分どうしようかなーと思って、さわってみたんですよ。そしたら手にくっついた。
慌ててチリ紙で拭いたら、今度はチリ紙が手にくっついた。
こういうときはぬるま湯でゆっくり洗うか、アセトン入りの除光液で拭う、らしいですね。
アセトンはシンナーと同じくらい体に悪そうで、しかも持っていません。
接着剤そのものは有害物質ではないので、そのうち剥がれると思い放置。
指先のほんの一部だったのでさほど気になりませんでした。

指はともかく、瞬間接着剤と名乗っているのに、一時間経っても乾かないってどうなの。
おまけに、蓋を置いておいた台所のステンレスが若干白かぶりしている。
ということで、ゼリー状タイプは、垂れなくてよいけど、はみ出した部分が乾くのを待たないとだめだということが解りました。乾く過程で揮発成分も出るみたいだから下にくっつかないようにボロ布か紙を敷いた方がよいでしょう。

半日程度置いておいたらやっとべとべとしなくなった。
完全に乾いたころを見計らって、洗剤で洗って使い始めましたが、接着剤がはみ出した所が白っぽく残っています。

ゼリー状瞬間接着剤は、一瞬で接着できても、特に気温の低い季節、しっかりくっつくまでそっとしておかないと手につくということを体験いたしました。
今のところ接着具合は問題ないけれど、名前に騙されちゃだめです。