かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

料理は出来ないという人へ、それでも自炊をお薦めします

私が自炊をする理由は、へたな外食や出来合いの食品の塩分が強すぎると食べて気持ち悪くなるから、自分好みの薄味の食物が食べたいという欲求に基づいています。
調理も皿洗いも小さい頃から好んでやっていたので何の抵抗もありません。
ところが世の中、特に男性に皿洗いはやるけど料理だけはかんべんしてくれ、という人が予想外に多いのですね。
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2021年11月象印マホービンが実施した“料理に関する意識調査”より抜粋
出典:https://www.zojirushi.co.jp/topics/ 象印調査シリーズ
⾸都圏の20歳以上の既婚男⼥ 8,649 名(⼥性3,277 名、男性5,372 名、職業が飲食業を除く)を対象とした事前調査の中から、夫婦が同居していて、料理を週に一日以上しているとの回答者1,095名(女性547名、男性548名)を対象に実施した結果から引用しました。
「料理を週に一日以上していて」というのは、夫婦の少なくとも片方が料理をしているという意味ですね。でなければ“まったくしたことがない”という回答はないはずですから。
これを見てもわかるように、女性の“まったくしたことがない”1.9%に比べ男性の“まったくしたことがない”11.4%ですから、男性は女性の6倍もいる。料理を週一日もしない世帯を加えたらさらに男性人口全体に占める割合は上がりそうです。

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同2018年11月家事に関する”夫の”意識調査より抜粋

でも、少しは家事を分担していると自称する夫のうち、お弁当作りは約7割がやったことがなく、朝食作りも5割がやったことがない。
朝食作りって、パンにバター付けて焼いたり、牛乳出したりするくらいでしょう?
と思って、炊事にたいする男性の抵抗感が強いことに非常に驚きました。

・節約して貯金を殖やすには、自炊の効果がなにより大きい
・加工人件費の上乗せがない分、同じ予算でよい素材が買えるからおいしい
・妻が実家の老親の介護などにいかざるを得ない時でも困らない
・夫の実家の老親の介護で家事労働の手助けがすぐできる
・妻が病気や要介護になったときでも妻や自分の食事の面倒をみることができる
・妻に先立たれても自分の食事の面倒を自分で見ることができる
・外食が口に合わなくなっても、自分好みの味付けで食事を作れる
・指先や筋肉を動かしたり、段取りを考えることがボケ防止になる

というメリットというか、直面する困難を少しでも軽減できる力になる、と言ってもやらない人には届かないかもしれませんね。
結局切羽詰まってこないとやらないかも。
スマホMNPと同様、面倒だな、と思ったことでもやってみたら大したことなかった、固定費も削れてうれしい、ということは多いのですけれどね。
大したことをやろうと思わなくてもいいのですが、右も左もわからなければレシピ通りにやろうとして、とても大変そう、と思っているのかもしれませんね。
社会派ブロガーのちきりんさんがどこかの記事で書いていましたが、アメリカ留学中、トマトとか、適当に買ってきた野菜をなんでもフライパンに放り込んで、炒めて塩コショウで食べていた猛者がいたらしいです。そんなことでいいんですけどね。

実際毎日料理をする立場として面倒だと思うのは、調理そのものではなく、

・冷蔵庫に残っている食材を利用して、買い物で材料をおぎなう条件で
・昨日とは違うものを食べたい

この、家族や自分の欲求を満たす献立を考えることです。
作り始めてしまえばなんてことありません。その前段階で脳が疲れる。
だったら毎日同じでいいじゃないの、と思いますが、それは自分がいやだ。昨日と違う味の物を食べたい。という主に自分との戦いなのでした。