かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

中学校の卒業式

ここ数日の春の兆しが、一転して冬の寒さとなった昨日。上の子の中学校卒業式へ行ってきました。リタイア―の癖に上の子が中学生。還暦世代の癖に子育て世代でもあるというモザイク属性は珍しいんじゃないでしょうか。キメラ属性と言ってもいいかも。
長年付き合いのある高校部活の同期を見ても、家庭と子供を持った友人達のところはすべて子供が独立して夫婦世帯になったり、離婚して単独世帯になったりしています。一方で子供がいない夫婦だけ、独身のまま還暦を迎えた友人もいます。
晩婚化の走りみたいな私ですから、子育て世代のブログに共感し、かつ、還暦以上世代のリタイア話にも共感するという、こうもり状態です。晩婚だと高齢出産が伴う場合が多く、子供ができる人の割合は少ないと思いますので、ますます離れた属性に両足を必死で開いてのせてる感じですね。

さて、卒業式の前の日の晩、受付提出用の親の体温を申告する紙はずっとテーブルの上にあるのに、なぜか式次第の紙が見つからない。上の子がいうにはピンク色の紙だそうだが、どこにもない。でもどこかで見たはず。でなけりゃカレンダーの今日の日付の所に「卒業式9:15~」なんて私が書けるはずがない。
当日の朝も探したけれど見つからないので、子供が出かけた後15分後に、見切り発車で9時15分に間に合うようにでかけました。朝少し雨が降っていたようですが、今は止んでいます。折りたたみ傘を鞄にしこんで配偶者と出かけました。
あんまり寒いので、2年半ぶりに来たスーツの上からコートを着ようかと思ったくらいですが、首マフラーとあったかい手袋をしてでかけました。これが大正解。
学校に近づくと、卒業式へ向かう中学三年生を見かけましたが、親たちも見かけたのでほっとして到着。早すぎて「入場待ってください」なんて言われたら、と思ってどきどきしていました。体温を書いた紙を提出して、受付名簿に〇をつけてもらいます。「2名ですね」と確認。上限2名で体温を書く場所も2人分だけ。ここで式次第と、子供が書いた「お父さんとお母さんへ」という手紙を渡されました。
体育館に行くと、前方が生徒席でその後ろが父兄席。向かって左壁側がピアノと先生方と司会者の席。右壁側が来賓席。
例年だと2年生も出席するのかもしれませんが、今回2年生は送辞をする1名だけ。吹奏楽も録音。
10時に開式。卒業証書授与時は拍手無し、携帯の電源は切るようにとの注意あり。祝電は体育館から玄関へ向かう廊下の職員室の壁に張り出すだけで紹介はなし、来賓の紹介と主事もなし。これはとてもよいことだと思いました。大体来賓の紹介って「選挙対策の顔出しじゃないの?」としか思えないので、いらないです。コロナじゃなくてもね。
さて卒業生は1組~4組と支援学級で、総勢164名。ところが、数えてみると欠席者が19名。そういえばPTA会長もいないし息子も名前だけで通過してしまった。さてはコロナに罹患したか濃厚接触者か?という一幕もありました。欠席者の多くは長期に登校できなくなっている生徒だと思います。
体育館は暖房が少し聞いていて換気のために吹きっさらしになっていたわけではないからましですが、それでも手の末端は冷えてくる。ここで首マフラーと手袋が活躍してくれて震えずに済みました。
164名―19名=145名分の授与ですが、流れ作業で所要20分。これもスピーディでよかったです。旅立ちの日にと校歌を三番まで歌って、送辞と答辞があって、10分押しながら11時10分には終了しました。
大分練習したらしく、立って歩くタイミングと言い、角をピッと曲がる状態と言い、起立の声でザッと立ったり、着席の声でザッと座ったり、なんだか軍隊みたいだけど、まあ早く終わってよかった。コロナじゃなくてもこれでいいですね。
その後、雨が止んでいたので、親たちは先に校庭に出て、その後子供たちが合流して先生方や友達と写真を撮ったりして流れ解散ということになったのですが、その頃からぽつぽつと霙っぽい冷たい雨が降って来て、本当に折り畳み傘を持って行ってよかったです。

自分の中学校の卒業式の事はあまりに古すぎるし印象的な出来事もなかったのでしょう、記憶に残っていないのですが、高校の卒業式の終了後のことは憶えています。校庭であまり中が良いわけでもない校友達としゃべったあと誰も知り合いが残っていないので、見送りもなくとぼとぼ帰ったなあという、やや寂しくあっけなかった印象です。

うちの子は、友達ときゃあきゃあいいながら写真を撮ったりして回っていましたから、寒い校庭に立っていると冷えてくるので「先に帰るよ」と声をかけて帰りました。
そうしたらそれほど経たずに子供も帰って来て、親も子供も人当たりの疲れでその日はぐだぐだ過ごして終わりました。