かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

インデックス投資家になるために必要な知識

インデックス投資家は、金融知識一般とまでは言わないですけれど、インデックスファンドとはどのようなしくみの商品で、どんな損失を被るリスクがあるか、という最低限の知識を得ておく必要があると思います。

長期目標:自己資産を増やすこと
そのために必要な行動:
ちょっと評価益が増えた、次は下がるかもしれないから売って利益を確定しておこう、という誘惑に打ち勝つこと。
ちょっと評価損が出て来た。もっと下がって損額膨らむのはいやだから、今のうちに売って損失が広がるのを防ごう、という誘惑に打ち勝つこと。

長期目標のため、上がっても下がってもじっと我慢して売らない。そのために、インデックスファンドという金融商品がどんなしくみで出来ていて、どんな利益が得られるのか損失を被るのか、その性質をわきまえて腹をくくらないと、株式相場が急騰、又は急落いずれの場合にも焦った行動をとって長期目標から遠ざかることになるからです。

そして保有に必要なコストを知ること。なぜならインデックスファンドの投資先は株式ですから将来の利益額が不確定なのに対して、保有にかかるコストはあらかじめほぼ決まっているからです。信託報酬、実経費率それから分配金受取時や売却時の税金について知っておきましょう。
インデックスファンドの置き場所である、iDeCo、つみたてNISA、特定口座という税制上のしくみや証券会社との取引に必要な知識も得ておく必要があります。

どこの証券会社に証券口座を開いたらよいか。
買付を行う証券口座は、iDeCoかつみたてNISAかNISAか特定口座か。
信託報酬と実経費率は低い方がよい。
ファンドの投資対象は、①地域:全世界、先進国、新興国、②日本含む・除く、③対象:株式、債券、リート
ファンドの内容構成基準とする指数は何か、①MSCI、FTSE、ダウ平均、S&P500、NASDAQ100、全米、②TOPIX日経平均、など。
いつから、いくらずつ、どんな頻度で買い付けるのか。
これらの事柄を買付るにあたって、自分で決めていかなければなりません。判断するための材料、知識が必要になるということですね。

その辺はインデックス界隈のブログ、雑誌、書籍などで沢山話題がでておりますので、僭越ながら拙ブログなども含め、ご検討いただければと思います。
ただし、雑誌や書籍は編集者という第三者、出版社という会社がチェックをしておりますが、ブログは個人が勝手に書き散らしているものですから、内容の信頼性という点でブログは拙ブログも含めて、平均的に劣る、というか特定の価値観に偏りがちだ、ということは申し上げておきます。だからといって雑誌や書籍、出版社のweb記事が正確公平だとも言い切れませんが。

勉強が面倒だという方向けに、インデックス投資ブログ界隈で最大公約数的にお薦めできる組み合わせをここで申し上げておきます。
楽天証券、または、SBI証券に証券口座を開設する
・つみたてNISA口座を開設し、毎月100円から始める。基準価額の上下に慣れてきたら増額するとよい。毎月最大33,333円積み立てできる。
・自動積立設定のため、銀行口座、クレジットカードなどと連携する。楽天証券の場合は楽天銀行に口座を開設し楽天カードでの積立、SBI証券の場合は三井住友カード
・特定口座も同時に開設するので、「源泉徴収あり」を選択する。
・配当金の受取方式は「株式数比例配分方式」を選ぶ
・買付する商品は、三菱UFJ投信の「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)。」間違ってSlimのつかない「eMAXIS」シリーズを買わないように。
・分配型ではなく、再投資型を選ぶこと。
まずは100円で初めてみるのがよいと思います。選挙の投票に行くと開票速報に俄然興味が湧くのと一緒で、株式の一端を所有しているかと思うと、株式市況や経済、税制、日銀や政府の関係する動きに興味が引き寄せられて、知らぬ間に知識習得が進む可能性大です。もちろん引き落とされる銀行残高のみ気にして、後はまったくほったらかしでも構いません。

と申し上げましたが、投資はあくまで自己責任。元本保証ではありませんから納得した上で行動するようお願いします。