かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

パートナーとの生活費負担配分

共働き世帯の方は、パートナーとどのように生活費を折半するかについて、お悩みの方もいらっしゃるかと思いまして、参考までに私の例を申し上げます。
・私が現役の勤め人だった2019年1月まで
結婚した時に生活費の取り決めを話し合いました。主として私の意向で、
家計管理は私が行う。
家計に属すると思われる支出は、すべて私が支払う。家賃、光熱水道費、固定電話料金など口座引落のものはすべて私の口座から。また配偶者が家計に属すると判断した支出については、なるべくその日のうちにレシートかメモで伝えてもらい、できるだけ早く現金で支払う。
私が月末に一か月間の支出を集計する。
給与明細に基づき、それぞれの 給与支給額―非課税通勤手当=課税給与収入 の割合で一か月の家計費を分担する。手取りベースではないということです。月中の家計費はすべて私が支払っているので、配偶者分担額を翌月初旬に現金で私まで支払ってもらう。
家計に属さない支出とは、携帯料金、個人的なおやつ、会社の交際費、趣味の支出、勉強のための支出など、個人の裁量で支払う個人に便益が属するもの。おやつでも家族で分け合ったものは家計に属する。基本的に家計に属さない支出を特定し、それ以外は家計に属する支出とする方向で判断する。
・私が勤め人をやめた2019年2月から
私が勤め人を止めて給与収入がゼロになり、いままでの負担割合計算が不可能になりました。では全額配偶者が負担するのか。そうすると配偶者の収支が毎月赤字になってしまいとても受け入れられるものではありませんでした。そこで折半、半額ずつの負担とすることに決着しました。
・2020年1月から
退職前に夫婦互いの財産の棚卸をしたこと、私の両親を見送って相続税申告を行ったことから、このままいくと私が死亡した場合相続税がかかりそうなことがわかってきました。そこで私自身が死亡した後の事まで考えて、私が生活費全額を負担することに変更しました。
・2020年8月から現在まで
さらに従来家計費ではないとしてきた、配偶者の個人的な趣味の支出も申告により私が負担することとしました。配偶者のおやつ代などはいちいち申告すると支出しづらいだろうと思い、申告があれば負担することとしています。
思ったこと。
給与所得者時代に、手取ではなく総額を基準に負担割合を決めたことはよかったと思っています。差し引かれる社会保険料などはいずれ本人の失業保険や年金に還ってくるから、その時点で収入カウントすればいいと思っていましたし、税金だけ引くのも計算が複雑になるだけで計算を細かくするほどの合理的な理由もないと判断したからです。
また、家事の負担割合と独立しているのは肝心かなめ。これは稼いでいる方が家事負担が少なくていいという間違った考え方につながります。大体これって男が稼いでいる場合には声高に主張されますが、女が稼いでいる場合に同じように考えられているものでしょうか。非常に疑問です。
家事労働は外部委託で費用計算するという推計が煩雑なうえ、育児も加わると外部委託できない時間もあり線引きも難しく、そうなると結局、外部委託できない、費用換算できない、つまり稼ぎで負担免除に置き換えらえる性質のものではないというというところに行きつきます。
家計の負担割合と家事育児の負担割合はお互いに独立。これはどこのご家庭でも当然に適用すべきかと強く思います。
最後の方ちょっと力んでしまいましたが、それは次の記事と関係があります。