かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

ガラスも陶器もやめてトライタン製急須にする時期かも

年取ると消し忘れが怖いから、ガスからIHクッキングヒーターに変えるという話はよく聞きます。若者はオール家電ということで選択する人も多い。
自動消火装置付きですが、勝手に消えるからいいでしょ、と思って弱火の温めを継続した挙句鍋を黒くした経験は最近でも二度あります。
IHヒーターだと携帯型で食卓に持ち込んで、すき焼きやしゃぶしゃぶもやりやすい。ガスだとそうはいかない。昔はガス栓からホースで移動型コンロにつないで食卓で加熱調理しましたが、古い家でもない限り、いまやそんな人はほとんどいないのではないかな。第一ガス栓が台所にしかないでしょうし。
先日急須をダメにした話をしましたが、急須の網が金属製のもの、ステンレスの網籠がついているやつですね、これがどうにも金属臭がするというかお茶がおいしくないので好きでないのですよ。それでまた陶製で網の部分も陶器で一体化したやつを買おうと思って生協のカタログを見ていた。

そうしたら、新しい樹脂「トライタン」というのがあるじゃないですか。
ガラス並みに透明度が高くて、落としても割れないし、110℃まで耐えられる。

これだ。
プラスチックなど樹脂製のもの、例えばポリエチレンは液体を入れておくと樹脂が溶けだしてくる。ずっと入れておくと食べ物がポリエチレン臭くなる。透明度も今一で熱にも弱い。じゃあポリカーボネートはどうか。透明度が高いし、しっかりしているから好きだったのですが、ビスフェノールAが溶けだすかも、などと言われるので使用を中止しました。実際には溶けだしたとしても微少量で健康には影響ないらしいですけどね。
http://www.polycarbo.gr.jp/howto/howto_03.html
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html
新登場のトライタンは、製造過程でビスフェノールAを使用していないそうなので、とりあえずこの問題はクリアしたと考えます。
https://ja.eastman.com/Markets/Tritan_Safe/Pages/FAQs.aspx

陶製急須の陶製網は、茶渋が詰まってくるという欠点がある。しかも火であぶったら急須が漏るようになったから、重曹などでこするか何とかしないといけない。容器の内側は手でこすればいいけど、継ぎ口側は狭いので手が入らないし。
ガラス製もそうですが、落とすと割れて鋭い破片になる。これが危険なんですよ。
割った時にガムテープでぺたぺたやっていたら、ガムテープを突き破って手にささったことがありましたから。大きな破片は尖っていても抜けますが、細かくとがっていると皮膚に入り込んで毛抜きを使って抜くのも一苦労です。
最近は、ガラスでも鋭い破片ができない、割れた所が丸くなるようなハイテクガラスもあるかもしれませんね。

先ほどのガスからIHへの話と同様、年取ったら、年取らなくてもですが、うっかりした時に怪我しやすい陶製やガラス製の食器から、トライタンなど樹脂製へ移行していくべきかなあと思いました。
最後の難題はSDGsですが、これはしょうがない。出来るだけ長く使うことですね。
プラスチック臭が嫌いで、食品に触れる食器には妥協できなかったし、よくあるメラミン樹脂のお皿やコップは、透明度、耐熱、手に持った時の感触も満足には程遠いから敬遠しています。

急須に関してはもう一つ妥協できない点がありました。
網籠が急須の底までしっかり広がっているもの。
従来製品の網籠は急須の底から浮いた形で、紅茶のジャンピングや、緑茶の葉の上下といった対流が妨げられる。急須に半量の一人前を入れる時も茶葉がお湯に完全に浸からないという短所があります。

最近の製品はその点も改良されているようなので、みなさまも、買う前に網の形状と材質をよくよく確認するとよろしいですよ。