かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

店員や配達員に無礼な口をきくやつを撲滅したい

正座で軟禁・盗撮しSNSに投稿…「カスハラ」の深刻な実態と従業員の「怒りの声」(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース
カスハラが深刻になってきた、いや昔からあるよ。
交運労協のアンケートによるものでしょうか、属性は86.4%が男性。年代は40~60代で7割を占める。という記事です。
私の見聞きした範囲では、男性も女性もいるかなあ。男性が多いと言われると、さもありなん。中高年が多いと言われると、これは大いに頷けますね。
UAゼンセン副事務局長は、「法制化が必要なギリギリの状態に来ている」といいます。
従業員を守らないとどんどん止めてしまい業務に支障が出る、精神を病むなど労働者本人への悪影響、人が足りなくなってきたご時世を感じての危機感と思います。
コメント欄を見ると、ゴネて金銭的に得をして味を占めた人が一定数いる、似た業界にいる人がそういう行為をする、何か貰えれば得、何も貰えなくても時間意外に失うものはないというノーリスクハイリターンと思っている、など興味深い考察がありました。
毅然として謝罪は謝罪、ミスに付けこもうとするヤツには、出来ることはするけどできない事はきっぱり断る、組織で対応、まったくその通りですが応対する者はたまったものではありませんね。
経営陣には、現場に任せてないで役職者が順番に自分事として対応すべきと言いたい。

こういう人って、私が思うには二種類ある。
普段から、俺は何も悪くない、俺がうまくいかないのはみんな他の奴のせいだ、と他罰傾向にある人。周りの人に攻撃的で、家族も同僚も部下も周りの人間はみな諦めてしまい、腫物をさわるように接しているケース。
大体人生でうまくいかなくなる運を自分で呼び寄せているのに、気が付かない。周りは表面上諦めているけど内心では「どんなに困っても助けてやるもんか」という気持ちになってしまう。で、実際うまくいかなくなる。その鬱屈が溜まって、他人のミスに出会うとここぞとばかりに爆発してストレス解消、はしないので、また同じことを繰り返す。
もう一つは、いやしい人。他人から奪うことを快楽と思っている人。得したなって思えることにはどんどんつっこんでいく。ミスを見つけたらそこから何か利益を得てやろうと虎視眈々。それって他人に借りを作っていくことだから、落ち目になったら誰も助けてくれないという点では最初に挙げた人と一緒です。
ま、どっちも他人から奪うことばかり考えていて、自分が与えることで周り回って好意が返ってくる、幸運を呼び寄せることになる、何より自分が気持ちいい、なんて思いもしないんでしょうね。
情けは人の為ならずとはよく言ったものです。

さて対策ですが、やっぱり法制化ぎりぎりって感じしますね。
私としてはまず政府広報を使うのがよいと思います。
ケーススタディみたいにして、コンビニでレシートを渡そうとしたら激怒する→レッドカードとか、お金をレジ台に投げつける→レッドカードとか、ミスを謝っているのに起こり続ける→レッドカードとか、テレビでもネットでも社会的コンセンサスを醸成するためにどんどんやったらどうでしょうか。こんなの人として恥ずべきことだ。止めなさい、と繰り返し言う。
その上で、絶対ダメな基準について法制化して広報する。抑止力として使おうってわけです。
本当は店側が「お金はいらないから、商品置いて出てってくれ」をみんなやるようになるといいのですが、学校教師にモンスターペアレント、公務員に納税者だと「出てってくれ」で終わりにできませんからね。そちらへも手当てが必要でしょう。
道徳って学校へいっている小中学生高校生大学生だけじゃなくって、社会人教育が大いに必要。そこらへんもっと政府はお金をかけて安心して働ける環境を整備してください。そうすれば精神疾患に罹る人もかなり減らせるんじゃないかなと思います。
仕事辞めたい、と思っている人の半分ぐらいの原因はここらにありそう。

残りは組織内部での人間関係でしょうか。そちらの処方箋は別稿に譲ります。