かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

ロシアの侵略はウクライナのせいby大前さん

president.jp
これ刺さりますね。
ワルシャワ条約機構が崩壊してしまい、その上ロシア本土から700キロ圏がNATOの移動型ミサイル配備範囲になるとなったら、やっぱりロシアの立場では恐怖なのでしょう。
ゼレンスキー大統領がNATOに加盟するなんて言わなかったらロシアは軍事侵攻してこなかっただろうと、2月の時点でちらっとは思いましたが、
ヨーロッパ大陸で戦争が起きた
安全保障理事会常任理事国が軍事侵攻した
・民間人を虐殺
という衝撃で私は「ロシア一方的に悪」という被害者への共感度強すぎな感想に染まっておりました。
大前研一さんは、なぜゼレンスキー大統領がEUNATO加盟を言い出したのかをこれまでの経緯からひも解いて説明してくれています。それは素晴らしい解題ですね。この情勢判断分析力。あこがれます。

ヨーロッパで戦争が起きたという衝撃が強かったのですが、ミャンマーでは民主派が死刑になったり、シリアでは民間人も大勢死んでいたり、アジア中東アフリカでは酷いことが沢山あったのに、それに対しては不感症気味で“ヨーロッパで”ということに衝撃を受けていた。選挙で代表を選んでいる民主主義国で、なんて。それって既にバイアスがかかった見方ですね。

覇権主義国家vs民主主義国家の対立だから、負けるわけにいかない、と心の中で応援していました。いや今でもしていますが、ロシアの立場になって考えてみないと戦争解決の糸口さえ見つからない。
プーチンは血液癌だって話を聞いて、麻原彰晃なんかと同じく、組織の上に立ち続けると、勢いで行っちゃったことを実行せざるを得ない道に陥るぞ、とか死ぬまでに野望を果たしにかかるぞ、なんてメンツとか老人性痴呆とかわがままな野望の死ぬ前の表出とか自分の死への道連れとか、おじいちゃんから聞かされたスターリングラード戦でのドイツへの警戒心とか、ソ連邦崩壊を目の当たりにした青年時代からの復権野望とか、NATOへの恐怖とか、いろんな理屈を考えていたのですが、また一つ蒙を啓かれた思いです。

覇権主義国家が侵略で勝利をおさめると
・ロシアは次に北海道を取りに来るだろう
・中国は台湾を併合するだろう
なんて思ったりしましたけど、ウクライナ侵略が最終的にどう転ぶか分かりませんがそんな容易な話ではないと中国も学んだと思います。
戦争は、絶対自分がいかないと自信を持てる奴らが仕掛けるんだよなー。
今回のごたごたで今の所一番得をしているのはアメリカです。
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