かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

武田友紀「「繊細さん」の本」飛鳥新社

不幸なニュースや同僚の不機嫌さに影響を受けてしまう。
思わず手に取ってしまった本です。
2月にはウクライナ空爆でどよーんとなり、ネットの不幸ニュースで不幸バイアスがかかりすぎだろ、と思いつつ、読みに行ってしまい義憤にかられついついヤフコメに正義感ぶった文章を書いてしまうしょうもない私。
正直第1章で繊細さんはこんな人だよ、第2章でどうやったらストレス軽減できるかな、というところでは女性向けハウツーのりだなーとしか思っていませんでした。
ところが第3章人間関係をラクにする技術で、がぜん起き上がって熱心に読み始める私。
人間関係の基本構造は「自分が表に出している自分」に合う人が集まってくる。
だから自分を出さないように「殻」をかぶっていると、その「殻」に合う人が集まってきてしまう、というくだり。
自分の本心を隠して相手を優先させると、優先されるのが好きな人が集まってきてしまう。相手を優先するあなたを肯定する人ばかりになり、ますます自分がだせなくなる。
だから素の自分を出そうよ、そうすればそれに合う人が集まって来て、どんどんラクになるよ。
少しずつ自分を主張して断ることは断る練習をしよう。そうするとあなたを尊重してくれる人に人間関係の入れ替わりがおこるよ。
これ、整理されて文章にしてもらって、とても自分の今までやってきたことと符合したのでとても心に響きましたよ。
他にも、人を嫌ってはいけないと、キライセンサーを閉じると、自分から苦手な人に近づいて行ってしまうとか、人に頼るようになるコツとか、まるで私の人生をなぞられているような気がしてしょうがなかったです。
今は好きなように生きてるがな。いや、昔から言いたいこと言ってたっけ。