かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

水出し番茶の作り方

今回は水出し番茶の作り方を詳しく説明します。

用意するもの 1.水出しポット 2.茶葉(番茶)

・水出しポット(珈琲用でも可)

ハリオの冷水筒をお薦めします。ポリエチレン製の本体は匂いがつくし透明度が低く傷がつくと乳白色になってくる。お茶の水色(すいしき)も気分を盛り上げてくれますのでここはガラス製を推します。
中に入れるフィルターは、①できるだけ深いもの、かつ、②底がねじ式ではずれるもの。

①できるだけ深いもの
フィルターをポットに装着するとわかりますが、フィルターの底はポットの中ほどの高さにとどまります。1000ml~1200ml入りのポットが主流ですが、満水にしないと茶葉の入ったフィルターは全体が水に浸かりません。浸からないと茶葉の成分が水に出ていかないということ。満水で作って、渋味が出ないうちにフィルターをどける。そのような使い方を想定しています。
水出し番茶は4日程度経つと例え冷蔵庫へ入れっぱなしで合っても味が落ちてきます。早めの飲み切りも肝心。とすると一回に1リットルは多すぎるという方もいらっしゃるかもしれません。その場合に半分だけ水を入れてもフィルターに水面が触らないので水出しが出来ないことになってしまいます。ですからフィルターはポットの底近くまで達するものであれば、水量が加減できます。
しかしながらそのような深いフィルターのものは見当たりませんので、自分が飲む量に合わせた容量のポットを買うようにしましょう。

②底がねじ式ではずれるもの
茶葉を入れるフィルターは繰り返し使っているとぬるぬるしてきてスポンジ洗剤でこすってもなかなか落ちない。しかもフィルターの目は細かいのでぬるぬるしてくると茶葉への浸水が悪くなる。水と重曹でこすったりしてぬるぬるを定期的に取る必要があります。フィルターの直径はそこに指先が入るほど広くありません。とすればそこがねじ式で外れれば、両方から手をつっこんで洗いやすい。

ついでにいうと、ポットそのものも片手が底までつっこめる直径のものをお薦めします。手の大きい人は多少難しい注文となりますが、スポンジを直接底に手で当ててこすれるものでないと私は買いません。柄付ブラシでは隔靴掻痒の感があります。茶渋を残さずにこするためにも、水筒やコップも含め“手が底に直接とどくこと”を条件に食器を買います。

・番茶

私は生活クラブ生協に加入しており、そこから時々カタログに載る番茶を購入してそれで浸水しています。
番茶にする理由は①単価が安い、②カフェインが少ない。
生活クラブのラインナップでいうと

一番茶上煎茶 100g922円
一番茶煎茶 100g686円
番茶 300g454円

番茶は100g当たり151円33銭と圧倒的に安いです。遠慮なく使えるし、水出したお茶が余って悪くなっても躊躇なく捨てられます。番茶はカフェインが少ないので子供たちが寝る前に飲んでも昂奮しないから安心。個人差はあると思いますが。また実験したわけではありませんが、煎茶は長時間水に浸けておくと苦味が強く出てくるのではないかという懸念もあります。

作り方

それではさっそく作ってまいりましょう。
冷水ポットに満水の位置まで水を入れます。我が家は水道水です。

次にフィルターを量りに載せ、ゼロ表示(=風袋重量除く)ボタンを押して、茶葉を12g入れます。

茶葉が細かい場合砕けている底の部分にあるものの場合は12gでよいのですが、袋の上の方、葉っぱ成分が多い場合は13g入れてもよいです。茶葉の違いもありますから最終的に量はお好みで加減してください。
フィルターをポットから水がこぼれないように徐々に沈めていきます。

くれぐれも、茶葉を入れたフィルターをポットに装着してから水を入れないように。あっという間にあふれてしまい、その後なかなか水が中に落ちていかなくていらいらしますから。
フィルターが完全に沈んだら蓋をして冷蔵庫へしまいます。
何度も作っているとフィルターが目詰まりして沈みにくくなってきます。その場合シンクに横倒しにおいて重曹を振りかけ水で濡らして暫く置き、古歯ブラシでこすり洗いしてください。再びさっと沈むようになります。私はまだやったことはありませんが、セスキ炭酸ソーダ水溶液に浸けるのもいいかもしれません。

最低でも5時間、できれば7時間以上は茶葉を浸けてください。茶葉の種類にもよりますが濃い目の黄金色になります。色が薄い場合は茶葉の量が足りませんので、味見して確認、追加してください。

3時間後
5時間後
7時間後。なんか色の差は余り出ていませんね

味が滲出するのには時間がかかりますから、夜就寝前に作るのが効率的でしょう。フィルターがポットの底まで到達していないので、満水状態でないと茶葉の抽出が効きません。
24時間程度はフィルターを入れっぱなしにしても大丈夫ですが、飲みたいときに注ぎにくいのでしっかり出たと思ったらフィルターを外します。

はずしたフィルターは写真のように茶碗に置いておくと、しずくがたれて貯まりますので、ポットに戻します。ここに一番味が濃い部分が抽出されていますからしずくを戻してもう一度貯めて、という作業を三回はやりましょう。
最終的に茶葉は捨てます。

お勧めの飲み方=分割飲み

中空のガラス茶碗やステンレス魔法瓶コップがよいです。外側に水滴がつかないし、冷気を長時間保ってくれます。
少し濃い目のレシピとしましたので、氷を入れたコップに注いで、すぐ飲まずに暫く待って!氷が少し溶けて熱が奪われてさらに冷たくいただけます。
さらに。一口飲んだら冷蔵庫にしまってしまいましょう。
氷の溶け方が遅くなりますし、さらに冷たいまま味わえます。
しかも。一口飲んで→冷蔵庫、一口飲んで→冷蔵庫、とすると、お腹がちゃぽちゃぽしてくるほど飲まない。一口二口飲んで「えー」と言ったらすぐ冷蔵庫にしまう。これを分割飲みと名付けましたが、分割飲みすると、喉の渇きが抑えられる割りに水腹にならないという効果があります。
お試しあれ。