かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

ヴィンテージ食品の油は危険かも

昨日は、骨切りはもを解凍し、あなごを買ってきたので、天ぷらにしました。
いつも使っている菜種油がなくなりかけたので、残りを親の遺品であるごま油で揚げました。

消費期限ではなく、賞味期限です

実は市販のごま油苦手です。うっすら茶色の普通のやつでもあまり好きな匂いではない。生活クラブ生協から買うごま油は薄い黄色でさらっとしている。こちらは大丈夫ですがいつも香り付け程度にしか使っていないので、天ぷらみたいに大量に消費したらどうなるかはわかりません。
断捨離の一環として未開封食品はなんでも使って処分だ、と意気込んでいますが、市販のごま油は匂いが好きじゃない。

ごたくはこのへんにして、無事天ぷらは揚がりました。
それはいいけど、油を濾して片付いたのですが台所が臭くてたまらない。
換気扇を回しっぱなしにして、反対側西側の窓をうっすら開けておきましたが、何時間たっても臭い。台所だけでなく仕切りのないリビングの側も臭い。ずっといるとかすかに焦げ臭い胡麻の香り程度なのですが、外出して帰ってくるとうわっと匂いが襲ってくる感じ。
とてもたまらないので、天ぷら鍋に再度油を入れ、残りの油も全部足して改めて過熱して、固めるテンプルを混ぜてかき混ぜました。加熱して匂いが立つのはいやだけど、90度まで加熱して混ぜないと固まらないと書いてあったので。
天ぷら鍋が少し冷えていた段階で、ベランダに移動。部屋の中に置いておくと匂いでムカムカするので。ベランダはトップコートの下に防水層があり、コンクリの床に熱い物を直置きすると防水層がひび割れてそこから雨漏りするようになってしまうので注意が必要です。今回は鍋底に触れる程度まで冷えてから、念のためいらない段ボール箱を広げてその中にいれて置きました。
またベランダに食物を見えるように置いておくと鳥に散らかされますので、まさか油をひっくり返すとは思いませんが、念のため段ボールに入れてかるく蓋をかざしておきました。

ほとぼりが冷めたころ無事固まったので、習字の筆洗い用にとってあった牛乳パックを一つ取り出し、中に詰めてテープで蓋をして外の物置にあるゴミバケツに収納。
それでもまだ台所もリビングも臭い。気持ち悪い。お腹は空いてきたのに食欲がない。
とはいっても夕食の準備をしないといけないので、調理を開始しました。

あら?そうしたら。
鶏肉を焼いたのですが、新しい臭いが換気扇に吸い込まれていくとごま油の臭いが段々気にならなくなってきたような気がする。
毒を以て毒を制す。これですね。臭いを消すのに新たな匂いで上書きする。

重曹で拭いたりすれば臭いは取れますが、カバーがかかっている換気扇なぞは拭き掃除ができないです。カバーをはずして換気扇を掃除して、新しいカバーを付け替えて、ってそんなことを今日やる気はしないし、そこまでのものじゃない。
とすれば、ごま油の匂いが通って行った道筋に新しい匂いをつけるのが手っ取り早いということです。

今回は、私の苦手なタイプのごま油だったのと、それが3年と10か月前に賞味期限(消費期限ではない)の来たヴィンテージ食品だったという相乗効果で気分が悪くなったのだと思います。
天ぷらは変な味がしたわけではなく、じんましんが出たわけでもなく下痢したわけでもなく吐いたわけでもない。
そうそう、はもは湯引きのレシピで「あらかじめ塩をする」とあったので、塩をして、ついでにあなごも塩してから天ぷらにして、さらに天つゆにつけて「しょっぱいなー」と思いながら食べたので、塩味がきつくて気分悪くなった部分もあったかもしれません。

いずれにせよ、油は「こんなの平気さ」と心の底から思っていないと、多分気分悪くなるので、ヴィンテージ食品といっても自分の心の底からの平気さ具合をよくよく覗き込んでから試すにこしたことはないですね。