かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

気分良く過ごす 自分の機嫌を取る工夫

ふと思い立って、しばらく使っていなかった磁器のコーヒー茶碗を出して紅茶を入れました。

ソーサ―は演出です。普段はカップだけでうろうろ。

ティーバッグだけど。
茶碗の縁の口当たりの柔らかさ、紅茶の色。
くつろぐ。
ずっと、ステンレス魔法瓶のカップを使っていた。
こんなやつ。


冷たい紅茶で茶碗に水滴がつかないし、ぬるくなりにくいから。
熱い紅茶では手が熱くならないから。
でも磁器の茶碗は気分が違う。湯気が立ち昇るように気分も上を向いてくるような、うなだれた顔が上がってきて正面から少し上をまっすぐ見つめているような。
幸福って、ある時の瞬間々々に時々訪れる物だと思っています。
なにか続く状態とは違う。
不幸はそうではない。何か重しのような原因があるから。
だから幸運の女神の前髪を掴むために必死、というよりは、何かよい瞬間にふわっと包まれるような感覚。やがて霧が晴れるように、雲が知らないうちに消え去っているようにはかない。

最近身近で不幸がありまして。
やっぱり突然、ある種簡単に死んじゃうんだなと。
突然いなくなってしまう。
惑星みたいに、遠く近く回っていたはずなのに、どこへ落ちてしまったのか、あるのはそこにいたはずの空間だけ。
きっと自分も思いもよらない瞬間に永遠の眠りにつくのだろう。
そう思うと、まだ使えるかもと思って我慢して使ったり、理性の頭で考えた合理性に従って行動してばかりでは、心、感情が置いてけぼりだなと思ったのでした。
もったいないおばけがもったいないおバカになっている。
捨てる決心はなかなかエネルギー要りますけど。