かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

良心の自転車修理屋さん

先日上の子の自転車の後輪がパンクしていた。
第一発見者は配偶者です。
誰かにいたずらされたかなあ、と一瞬いやな気がしましたが、配偶者が修理に持って行ってくれました。いつも行く近所の修理屋さんは休み。表通りの昔ながらの自転車屋さんは大忙しで「明日だったら」と言われたそう。夕方でした。
明日では困るのです。通学に毎日使っていますからね。
そこで徒歩10分ほど先のホームセンターへ。受付ギリギリだったらしい。うちの自転車ともう一台来たところで、本日の受付を終了しましたと看板を出していたそう。ぎりぎりセーフ。ホームセンターで修理の人はどうやら通いの時間限定で来ているらしく、修理が終わって受け取る頃にはレジの人しか残っていなかったそう。
パンクの原因は、タイヤに空気を入れる時にチューブをタイヤにはさんだ状態になってそこからチューブが破れてしまったと。
またやっちゃったか。
空気が抜けて来たところで空気を入れるとよくやってしまうんですよ。いきなり破裂するのではなく、少しずつ空気が抜けて気づいたらパンクしていたという感じ。
いたずらではなかったとわかってホッとしましたが出費は痛いです。
そして修理の人に、前輪のタイヤが相当すり減っているので、こちらも換えた方がいいですよ、と言われたらしい。
これは気が付いていた。それより少し前に暗くなってもオートライトが全然点かない、と言われたので、翌日よくよく見たところ、スイッチがオフになっていてなーんだと思ってオン側にパチッとずらした後、ひょいと前輪が目に入ったのですよ。トレッドがほとんど消えている、ボウズだね、と思ったから。

それで思い出したんですが、京成金町駅のロータリーで待っていた時に、バスがぐるーと回ってくるのをぼんやり眺めていて、ふと気づいたのが、ボウズのタイヤに平たくゴムを張り直しているじゃないか、ということ。
バスやトラックはリトレッドタイヤというものを結構使うということなんですね。
https://car-me.jp/articles/11837
文字通りトレッドが消耗したタイヤを削って土台にして、トレッド部分を貼り付けていく。乗用車はタイヤサイズの規格が多すぎてこのような再生はやっていないそうです。
なんで通勤経路でもなく、東京の西側在住の私が東側の京成金町にいたかということですが、これは2つ可能性があります。
一つは東金町に住む職場の同僚に誘われて芋ほりにおじゃましたこと。
もう一つは当時所属していた合唱団の合宿が水元青年の家で行われて駅前で誰かと待ち合わせて車に乗せてもらったか一緒に歩いて行ったかしたこと。
どちらかはさだかでありません。
同僚は、その後自転車に乗っていてトラックにひかれて死んでしまった。葬式にも行きました。葬儀場の片隅の椅子でずーっと顔を膝に伏せている人がいてなんだろ、と思ったらその人がトラックを運転していた人だった。
合唱団はやめてしまい、東京都がやっていた水元青年の家も施設統合で廃止されてしまった。
合唱団は今でも存続していて年一回の演奏会にOBとして招待ハガキを貰っています。2022年5月は演奏会がある予定でネットで座席も指定していたのですが、直前に合唱団内でクラスターが発生し取りやめになってしまった。

話が浮遊してしまったので元に戻します。
今日、いつもいく修理屋さんはやっているので持っていきました。
「前輪がすり減ってそろそろ換えないといけないと思っているのですが」というと、様子を見てくれて、
「私はこれぐらいならまだ換える必要はないと思いますよ。タイヤの下地に白い繊維があって、それが白く糸みたいに横筋に出てきたら換え時だとは思いますが。運転していてすべるとか不具合を感じないのだったら必要ないと思いますね。もちろん換えてほしいとおっしゃるのであればやりますが」
という目安をお話してくれたので、おとなしく帰りました。もちろん料金はかかりませんでした。タイヤを指で回して、今日の雨で手が汚れてしまったのに、アドバイスだけしてお金も取らずにさよならしてくれる良心の修理屋さんでした。