2022.9.22木曜日のことです。洗濯が終わって居間でほっとひといきくつろいでいたら、ビーともビューともつかない連続音が風呂の方向から聞こえてくるじゃありませんか。居間にいるかぎり「うるさーい」というほどの音量ではありませんが、ずーっと聞こえているので夜だったら絶対眠れない。何だ？と思って音源を探すと、どうやら浴室のドアの左手の壁についている使わなくなったお風呂のリモコンからでした。
壁に埋め込み式の、お風呂沸かしの電源、給湯温度調節、自動保温ボタンなどがついている。
これは初代の操作盤で現在は機能しておらず、今使っている操作盤は浴室の中、浴槽の左側壁にある。
試しに、浴室のブレーカーを切ってみると、暫くして音が止んだ。
再びブレーカーを入れると、また音がしてくる。
これだ。
ただし家庭用電源とはいえ100v流れているので素人が勝手に触って短絡させたりしたら危険だ。
そこですかさず、いつもお世話になっている不動産管理会社の個人携帯へ電話しました。
いや、何かっていうと頼ってしまうのはよくないとは思います。別に保守契約を結んでいるわけではないので、電話して、来てみてくれて、そこから電気やガス、水回りの業者を手配してくれるのですが、請求はその不動産管理会社から来る。ということは中間マージンどれだけとっているかわからないですから。
電話は留守電に切り替わったので、折り返し電話くださいのメッセージを入れておいた。
電話を切った直後に気が付いたのですが、今日は定休日だ。だから出なかったのね。
まずい、と思って再び電話して「営業日にかけ直します」と言おうかと思ったらご本人応答。眠そう。一応12時近くになっているけど、もしかしたら眠っていたのかもしれない。
今日休みだったのに申し訳ない、明日またかけ直します、と伝えたら、何があったんですか、と聞かれたので、異音発生のことを伝えたら「うーん、見てみないとなんともわかりませんね」と。そりゃそうかも。こちらは風呂のガス業者に電話すべきか、電気工事業者に電話すべきか、念のため聞いてみましたが、やっぱり見てみないとなんとも、今まで経験したことのない事例だから、ということ。わかりました、とりあえず自力でなんとかします、なにかあったらまた改めて明日以降電話します、といってお休み中に連絡したことを詫びて電話を切りました。
さて、リモコンだから電気が来てても大丈夫ですよ、とも言われたので、操作盤をこじ開けることにした。もちろんブレーカーを切って。
観察しても、隙間にマイナスドライバーを突っ込めるような場所は片側一か所しかないし、ねじも見えない。プラスチックの色違いの層になっているので、隙間にマイナスドライバーを突っ込んでこじったら、表側のプラスチックがたわんで隙間ができたので、隙間からこじってバキッと開けました。固定ねじは上下二本ついていましたが、いずれも壁側からねじが差し込んであるので表から開けるにはどっちにしろこじって壊すしかなかったですね。
中には基盤が入っていて、基盤の下側に電線がねじ止めされている。ビンゴ。
ねじを緩めて電線を外し、ビニールテープで被覆から出ている部分をそれぞれぐるぐる巻きにして絶縁し、壁側に押し付け、基盤を戻して蓋をはめ直す。当然そのままだと蓋は落ちてしまうので、これもビニールテープで止めました。
さて、ブレーカーを入れなおしてみると、予想通り音はしなくなった。
一件落着。
自分で原因を突き止めて、処置までできたので満足です。
さてその日の夜、寝る直前。
配偶者が「玄関でかえるが鳴いているような音が聞こえる。」というので一緒に見に行きました。どこから？と聞いたら、サンダルを履くとぎゅぎゅぎゅぎゅー、ジュワジュワというような音が聞こえる。かえるの鳴き声にはあまり似ていないが、虫が鳴いていると言われれば似てなくもない。
私がサンダルを履いて歩くと、確かにジュジュジューと音がします。
これはすぐに原因がわかりました。
備え付けていたサンダルの靴先が割れてしまったので、雨ざらしにされていたベランダ用のサンダルを玄関に移動したのでした。丁度夕立ばかり振った日なので、サンダルは水浸しで、裏から内側に水が入って、踏むとジュジュジューと水が滴り出る音がしたというわけ。
配偶者は不気味がっていましたが、説明してサンダルを踏んでみせると大笑い。
安心してふとんに入ることが出来ましたとさ。
