かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

根本裕幸監修「まんがでわかる妻のこと」株式会社カンゼン

2023.1.6一昨日、表題の本を読んだので、本文中気に入ったところをメモ。

「家に帰った時ぐらい何も考えないでゆっくりしたい」と考えている夫は多いけど、それは妻も同じこと。家を回すことに妻が頑張っているのに、それを当たり前のように享受し、お客様のような態度を取り続けるのであれば夫本人は無自覚であったとしても「自分の存在を軽んじている」と思われてもしょうがない。

夫が子育てに参加しきれていない、妻に甘えてしまっていることに夫は薄々気づきながら子供が生まれる以前、妻と二人の楽だった状態にあわよくば居続けたいと無意識に考えている。

いまや「子はかすがい」じゃなくて夫の人間性を試すリトマス試験紙

「ウンチのオムツはムリ」という人は、愛犬を散歩させている途中でウンチをしたら始末をしないのでしょうか。

負担はそれがかかった方でないと負担とは感じません。相手は負担を強いていることどころかそこに負担が存在することすら感じていないことも。

「べきおばけ」で心が揺らぐのは、漠然とした不安や迷いがあるから。その根底には孤独感がある。また「べきおばけ」を振りかざす同調圧力をかけてくる行動の底にあるのも孤独に対する恐れから来る「孤独はよくない」という思い込み。

よくいえばやさしく真面目な人は、悪く言うと主体性が希薄。

本当の自立は頼るべき時に頼れる相手がいる状態で成り立つもの。頼れる相手が誰もいないという状態は孤立です。自立の必須条件は「人とつながる」こと。他者とのやりとりによって自らの中に芽生える新しい自分との出会いが自立を促す。

「べきおばけ」をはじめ他人に心を乗っ取られてしまわないようにするためには、疲れや虚しさを感じたりしたとき自分の思考や行動の主語が自分になっているかどうか意識してみるといい。

天真爛漫で悪気がないという天然キャラにとって謝罪は、実はハードルが高い。マイペース故ストレスを感じにくく精神的に安定している反面、興味の対象でないことに対しては遠慮なく他人ごとにしてしまえるので、近い関係の人に負担やストレスを自覚なく与えていたりする。他人への共感力が低い。

甘えと言うと聞こえはいいが、自分と同等に見ていない、軽く見ているということです。

夫の(おれすごい)マウンティングにあきれ果て、顔を見るのも同じ空間の空気を吸うのも嫌になった、相手の退職後にはすぐ離婚するという妻がいました。妻が黙ったのを見て夫は受け入れてもらっていると勘違い。そこまで妻にライバル心を燃やす。コンプレックスなのか。

昭和の時代「よそはよそ、うちはうち」だったのが、一億総中流と言われ育った世代が親になると周囲に合わせ同様であることが社会性の獲得であるかのようになってしまった。

一方が問題と考えれば、それは夫婦の問題です。

主人公の秋本一成はマイペースで空気の読めないヘタレで、この手の本にありがちな「欠点のデパート」的登場人物のはずなのですが、いやいや実際にどこにでもおるわ、とリアリティを感じるのが怖い。
会社帰りの飲みでトイレに席を外した時、同僚の前田さんが「わざとか天然かわからないんですけどイタイとこ突かれると話そらすんですよねーアイツ」
うんうんうんうん、いるいる。

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