かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

断捨離へ向かうきっかけが必要

新たに食器を買うことを禁止、した知り合いがおりまして。
その方のパートナーが、何かと言うと「かわいい」といって食器を買って来てしまうのだそうで。パートナーもお菓子を作ったり台所は使っていますが、メインの食事はもっぱらその方が作っている。
床にモノが置かれていると、掃除機をかけている時「あーじゃま。片付けなくちゃ。もう買わないようにしないと」と、掃除の度に思う。
ところが台所ではどうかというと、食器棚は普段使いの部分としまってある区画は区別されている場合が多いです。例えば踏み台を使わないと手の届かない高い所に使わない食器がしまってある。
そうすると、さきほどの掃除機のように、料理を作っている途中で「あーじゃま。使おうと思っている食器を取り出すのにいちいちどけないと」というような、日常動作の中で常に断捨離を意識させられる機会が生じてこない。
そうなると、普段使いの食器をしまってある部分を侵食してこない限り、なかなか買うのを止めるきっかけは生じてきませんね。まして普段台所を使ってない人であればなおさら。
もっとも、掃除機をかけない人だったら、床に置いたものを片付けようと思う機会は減りますが、それでも歩いたり、布団をしいたりという時に「じゃま」は感じるはずですが。
ただ、ほとんどの人は「じゃまだなあ」と思いつつ、何もしないで「片付けなくちゃ」という心の重荷が澱のように溜まっていくだけだと想像できます。
普段やらないことを決断して実行することの難しさは私も重々承知しておりますが、どうも問題はその「めんどくさい」だけにあるわけでもなかろうということ。
やはり、やましたひでこさんのおっしゃるとおり「心の空白をモノを買うことで埋めている」ことを何とかしないと解決しない問題なのでしょう。
趣味でも仕事でも奉仕活動でも何でも、目標が目の前に迫って来て、それを何とかして達成感や成長を感じられるモノが得られれば心の空白は埋められるのではないかと考えますが、その活動自体が重荷になったり投げ出したくなったり。そういった心境にしょっちゅうなりますから、コトはそれほど簡単に解決しそうにありません。

この写真は、記事とは関係ありません