かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

国民年金基金の案内が来た

2023.1.12に厚生労働省より封書が来ました。国民年金基金へのおさそい。
https://www.npfa.or.jp/system/
内容を簡単にご紹介しますと、
加入資格:国民年金の掛け金を払っている人
ゆえに免除を受けている人や厚生年金保険に入っている人は対象外。

私は62歳ですが、学生時代に未加入の期間があったため60歳過ぎてから任意加入したので案内状が来たのでしょう。私のようなケースでは65歳まで入っていられます。

月額掛金68,000円を上限に、終身年金A型又はB型を選択した上で、上乗せトッピングできるのが特徴です。
A型は保証期間内に本人死亡した場合、遺族に一時金が支払われる。
遺族一時金の額の計算:https://www.npfa.or.jp/system/lump_sum.html
私の場合、金融資産がありますので、残る家族に一時金を渡す必要はなく、B型一択です。
また昨年の所得税申告を見てみますと、B型一口入れたらもう課税所得がゼロ。既に所得控除額が課税所得をオーバー。

・遺族に一時金を残す必要があるか
・各年の課税所得から所得控除として引き去ることができるか

この2点でAかBか、と掛金を決定すればよいと思います。
他の所得控除の額と合わせると、課税所得から引ききれない、という額を掛けるのはお薦めしません。

65歳までの月数×月額=掛金総額
掛金総額÷年金年額=貰える年数
を計算して「これっぽっちじゃ」「こんなに掛けてこれだけ」「こんなに長生きできないから割に合わないわ」と思ったらやらない。

私の場合ざっと計算して85歳まで生きていないと掛け金を取り戻せません。しかも支給を受ける時期の貨幣価値は…わからない。
国民年金と違って、繰下げによる増額も、マクロ経済スライドもありません。額が確定していますから、インフレには弱い。

掛け金をかけて途中で死んだら払い損もあり、ただし核は終身年金なので長生きすればするほど、ずっと予定額を支払ってくれる。
長生きリスクに備える保険。支給年額は掛金額に応じてあらかじめ決まっている。

リスク資産としてインデックスファンドを買うのとは大分性質が違います。
最初加入しようかなあと思いましたが、国民年金の繰下げ支給というオプションを持っていればいいや、と考えを変え、加入は取りやめます。

そういえば、国民年金の付加年金と国民年金基金は併用できないという話がありますが、フリーダイヤルに電話して確認したところ、
付加年金加入者は、国民年金基金加入により、自動的に併用できない月分以降の掛け金を払い戻す。
ということで、国民年金基金に加入できないのではなく、制度の併用ができないので、付加年金の掛け金を返す、ということになるそうです。