かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

多数決の横暴 政党政治は諸悪の根源となっている

自民党丸川珠代参院議員が13年前の野党時代に、民主党子供手当てに対して「愚か者めが。このくだらん選択をしたバカ者ども絶対忘れん」と言って、Tシャツまで作っていたという。
newsdig.tbs.co.jp

2023.131野党の長妻議員の追及に対して、岸田総理は「議論を行う際の態度、発言等において、節度を超えていたのではないか。こういったご指摘については、謙虚に受け止め、反省すべきものは反省しなければならない」と言ったのを受けて、丸川議員は、
「ヤジについては、総理のご発言を真摯に受け止め、反省すべきは反省したいと思います」と返答しました。
だったら国会中継で国民に向かってひとこと「間違っていました、すいませんでした」「ごめんなさい」と言ったらどうでしょうか。反省したいと思っている、というのは自分の内心の状態を解説しているだけで独り言にすぎない。
「すみませんでした、ごめんなさい」の一言がなぜ言えない。言えば株が上がるよ。
結局、自分が野党で「敵」である民主党が言い出したことだから、内容の是非を考える以前にとにかく「反対」していたわけ。そして今は与党で岸田総理が「間違っていたことは反省しないとね」と言うからボスの言うことを聞いていて「反省すべきは反省したいと思います」とオウム返しに繰り返すところまでがせいぜいだ。
法案の内容じゃなくて、誰が言いだしたかで賛成反対を決める。党議拘束があるから自分の所属党が反対なら反対。良識が働く余地がない。
だから与党の執行部は、金を提供して若手議員やタレント議員を当選させ、それを恩に着せてついでに脅してコマとして「右向け右」するように仕込む。だから選挙に影響を及ぼすためにお金が必要になって、政党助成金制度を作ったりあの手この手で後援会にお金を作らせるようになる。
安倍元総理だって、初めて野党に転落した恐怖感から、「二度と選挙に負けてはいけない。政権党に留まらなかったらいくら議席があってもゼロだ」という恐怖心が原動力となって、献金や政商まがいのわけわからんお金を流用すると突っ込まれるから、労働力と言う帳簿に乗らない役務提供を旧統一教会から受ける関係にのめり込んでいった。元は洗脳した信者から搾り取ったお金なんですけどね。だ・か・ら・テロの凶弾に倒れた。
自民党の議員は一年間で1000人新たに党員を増やさないといけなくて、それが出来ないと不足人数×2000円払わないといけないとのこと。
自民党が120万党員確保へ強権発動 党員獲得のノルマ未達議員は名前を公表へ 近く正式決定し支持基盤固めを狙う(1/3ページ) - 産経ニュース

これじゃあ旧統一教会がすり寄ってきたらつい頼ってしまう人も出てくる。
民主主義って、半数以上の議席を得た一派がなんでもかんでも強行突破で立法できるっていうしくみじゃなくって、国会での議論を通じて野党や少数派の意見を取り入れて法案も修正した上で初めて多数決の議決を取るべきものなのですが、仕組みとして規定されているわけじゃなくって選良(!)の良識に任されているから、そこをすっとばして国会で強行採決しようとすれば出来てしまう、非常に脆弱な存在なんですね。最近じゃ閣議決定で国の重要事項を決めてしまうというさらに暴挙に出ています。

政党政治がうまくいく条件とは、私が思うに、
1.自由放任と小さな政府、弱者救済所得再分配大きな政府共産主義的政策と自由放任的政策、みたいに二大対立価値観が鮮明な時代である
2.実際に二大価値観を代表する二大政党が政権交代を実現している。つまりある時政権党である者たちはある時は下野している。
この二つがないと絶対うまくいかない。自分が野党になるという可能性がなければ、絶対横暴に振舞うでしょう。

今はここで揚げた価値観だけですら、自民党内野党内それぞれモザイク状に取り入れたり取り入れなかったりしている時代です。
ゆえに、①執行部が選挙で勝って言うことを聞かせるために金が必要になりがち、②旧統一教会みたいな誘惑に弱い、③国民のためになるかどうかはすっとばして党の方針が100%になっている。
小党分立して決められない国会、衆愚に陥らないように価値観を同じくする者どうして結社しよう、じゃあ政党政治だ、として導入したけど、二大政党制すら作れずに一党独裁。価値観がモザイク化して党ごとの違いも分かりにくくなってきたところに、悪いことばかり目立つので、政党政治はもうやめましょう。

まず二院制を止める。そして全部小選挙区にする。任期は4年として2年ごとに半数改選。選挙区はX1~X4年の議員選挙区と、X2~X6年の議員選挙区を、それぞれ重なるように設定する。例えば、X1~X4がA+B地区、C+D地区を選挙区とする二人の選出議員がいたとするとX2~X6の選挙区はB+C地区、D+E地区みたいにする。
政党はなし。各議員は選挙区の声を聞いて判断する。法案提出権は何人か集まった場合に認めるでもいいけど、国会はネット開催として議決後ただちに誰が何に賛成したのか反対したのか公表する。付帯意見をつけるのも可。
選挙区は人口比で自動的に決まるように人口動態予想を元にあらかじめ市区町村のセットを考えておく。
選挙運動はネットで公聴会SNS、Q&A、ホームページ活動だけとし、街宣車やポスター張りは一切認めない。
こうすれば政党でお金を吸い上げる必要はなくなるし、政党助成金の必要はないし、文書交通費とか訳の分からない費目もいらなくなります。
さらに重要であろうがなかろうが国会の議決にかけることにするので、閣議決定でのごまかしとか予算がらみの勝手な行動も防げます。

ついでに夜国会にして、全員パートタイマーということでいいんじゃないでしょうか。