ネットがテレビを超えた瞬間とヤフコメに書いている方がいらっしゃいましたが、まさにそれ。
私も不信任決議案が可決されたときは「斉藤さんは議会を解散するでしょう」と予想したらみごとに外れた。
後で考えると解散後の再選挙後に再度不信任決議されたら政治生命が終わる。
関西で強い維新の議員が万博やカジノ、公立高校の統廃合で住民からの逆風を感じていたら再選して多数派を取ることは無理じゃないの、なんて考えていました。実際県知事に立候補した清水さんは維新の公認をとらずに無所属で出たし。
それでも維新の強さは残ると分析したのでしょう。
政治生命が終わるよりも失職して出直したら落選してもまだ目はある。
百条委員会などの答弁報道などを見て「目の力が失われていないな」というのが当時印象的でした。
ネットもクリックして見ていくだけで、見ている人に心地よい情報ばかり提示されるようになって、自分の考えは多数派なんだって思い違いをしてしまう危うさ、炎上、ガセネタ、悪意のあるSNSの返信とかよろしくない面、人の心を不安定にさせる要素もたくさんあると思いますが、マスメディアの報道の中で「おかしいな」と思ったことと付け合わせることで自分が何を信じたらいいのか、または、部分的に納得できるのか、当面メディアリテラシーはこれでいきたいと思った。
・百条委員会の副知事の答弁が委員長に遮られ、その後の囲み取材でも記者から副知事が発言を遮られたこと。
委員長と記者クラブが結託して前西播磨県民局長の自殺理由(一説には不倫だとか噂されています)を全部パワハラへ持っていきたいのかと思っちゃいました。
もしかして開示したらパワハラ要素ゼロなのかしらん。
とか考えちゃう人いっぱいいるでしょうから、ここはパソコンの内容を洗いざらい開示すべきでしょう。
・兵庫県か22市長が稲村氏を支持する表明をしたこと。切り取りかもしれないけど7期も居座っている相生市長が机を叩いてディスった。理由も言わずに。
これ組織票と同じで公職にあるひとが特定候補を支持表明するって公職選挙法違反じゃないの。百条委員会だって結論でていないし具体的なパワハラの証拠があったという報道もないし。前例のないことって報道されてたけど、確かに「なんで今これするかな」って思う。
利権に切り込む県知事だと市長たちは都合が悪いから一気に叩きにかかったんじゃないかと思ってしまう。
当人たちの思っているような権威なんかないし、無党派層には逆効果だし、組織票動員層だって反感を持つ人はいるでしょう。
ネットだって玉石混交で何を信じていいかわからない。けれども「事実としてこういうことがあった」という報道があったときに自分なりに理由を考えて「なるほど」「変だな」という感覚が生まれる。そしてカウンター報道を見たり聞いたり。
劇場型政治って悪口を言われるけど投票率55.65%で、前回を14.55ポイント上回った。50%を超えたのは11年ぶりだそうで、投票した人が増えたってことは、これからの兵庫県政に「自分も投票したんだから」と関心を持って注視していく人が増えたということだから、喜ばしいことです。
兵庫県に限らず次のどこかの選挙でも5割を上回るといいなあと思います。6割超えるともっといい。