火曜日の夜、配偶者がげほごほしながら帰宅したのがもうイヤーな予兆でした。
会社で貰ってきたようです。
マスクしてもらって、なるべく離れて、ご本人が触ったものを触ったら石鹸と流水で手を洗う。
水曜日の夜はオーケストラ=プローべなのです。通し稽古のことね。
18時30分の集合で2階ロビーにて発声開始。すでに発熱でソプラノ3人、アルト3人が乗れなくなったと情報が入る。
オーケストラ=プローべでは一回通しただけで終了。注意事項は730小節からのベース、テノール、アルトの順に出てくる二分音符を十分伸ばすこと、だけ。21時までの予定が20時過ぎに解放されました。
しかしながら、舞台上に配置された合唱団、本番では木の長椅子に座って第4楽章を待つところ、本日はベンチなしで第4楽章からプローべ。
そしてそこでも事件は起きた。
アルトの一列目の方がいきなり倒れた。貧血。
外が寒いのに舞台上はスポットライトで汗をかくほど。この温度差が体に悪い。
帰り道、電車に乗っていても最低1両に一人以上げほごほしている人がいる。
そういう人の近くに立たないように移動。乗り換え後座ったら隣の人が一回だけ「ううん」と喉を鳴らしたことにも気になった。夜道を駅から歩いていても、まばらにすれ違う人の中に複数、複数ですよげほごほしている人がいる。
本当にインフルエンザが流行っているのだと実感しました。
木曜日は午後3時過ぎに集合。で電車に乗った時も注意を払う。乗り換えから先は、地下に降りるのもいやだし一駅だけなので思い切って歩いた。
と、そこでもすれ違う人複数がげほごほ。
リハーサル室に集合して発声。人がたくさん入ったせいで暑い。
追加でソプラノ一人発熱。
そしてそこでも事件は起きた。
気分が悪くなって後ろの椅子で休んでいたテノールの人がいきなり吐いて倒れた。
ほどなくして救急車到着。担架に乗せられて運ばれました。
最初意識がなかったらしいのですが、担架に乗せられる頃には意識は戻っていて、後で聞いた話では、救急病院でさっさとCTをとったけど異常なし。本人は「もう大丈夫だから、歌いたい」と言ったそうですが、そこは丁重にお断りして自分の足で歩いて電車乗って帰ったそうです。ひとまずよかった。
多分若干体調が悪いところ、外はすごく寒いのに、リハーサル室は大勢の人いきれで気分が悪くなったのだと思う。
で本番を迎える。
そしてそこでも事件は起きた。
二つも。
静かに次の場面を予兆させるところで、一階席のお客さんが鈴付きのキーホルダーを落として、あまりにタイミング良く、歌が休符になった隙にチャリラリラーンと鳴る。
ほぼ終盤、忙しく大きな音でフィナーレに向かっているところで、激しく降っていた指揮棒がポーンと第一バイオリンの間に飛んでいった。
幸い誰にも当たらなかったけど。
演奏終了後、第一バイオリンの方が指揮棒を指揮者に手渡したところで、舞台上からも客席からも笑いが起きる。
アンコールを演奏して無事に終演。事件はもう起きませんでした。
帰りは電車でまたげほごほに会うのも嫌なので、運動靴に履き替えて歩いて帰りました。太ももがだるくなって、翌日は筋肉痛になった。
さあ、次の日曜日。果たして二日目は無事に迎えられるのでしょうか。