かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

幸せのために数字を使う

世界を数学的に把握する者たち – 橘玲 公式BLOG
数字で世界を把握して判断や行動に役立てている人々。
私もやっています。

・リスク資産/安全資産比率を60%以上にしないこと。
年初から株高となり、リスク資産割合が60%をかなり超えたので、2月下旬から3月上旬にかけて個別株や株式投信を売って割合を下げました。

・客観性のある数字を把握すること。
・その数字に基づいて行動すること。

この二つを揃えると、
・思い込みによる判断間違いがない。
・情実決断力意志薄弱を乗り越える武器となる。

思い込みについては、現役時代のことでいまだによく覚えていることがあります。
ある人の起案から決裁を仰いでお客様へ提出までのプロセスが遅くて何回か苦情になったことがありました。そこで末端管理職で決裁の一部を担当していた私が、他の人も含めてスループットの時間を計測してみた。
そしてわかったこと。
その人の起案から決裁に持ってくるまでの時間は他の人とさほど変わらない。心持遅いかな、ぐらい。
じゃあなぜその人だけ苦情になるほど遅くなるのか。
さらに分析してみると、サーバーからとったデータだけで作れないような難しい案件を率先して、何なら他の人のものまで引き受けてやっていた。
決裁でデータ照合をしていたため、いくつかこなしていくうちに案件の性質にすぐに気が付いた。そこで、さらにさかのぼって調べてみると、受付からデータを揃えて形作って起案するまでの時間が余計にかかっていた。決裁文書には、起案の日時からスタートするので、その前段階のことは書類だけ見ても分からなかったのです。
例として適切かどうか疑問はありますが、データを取っているうちにそのデータにひそむ原因が浮かび上がってきた。

もう一つの、意志薄弱を乗り越える武器になる、というか武器にする、ですけれども、
個別銘柄を眺めていたら、株価収益率悪くないし、配当性向も、とか、投資信託を眺めていると信託報酬も十分低いし、今売れば利益が大きくて譲渡益でもっていかれる税金も大きいよなあ、なんて思いが浮かび上がって来てちっともすすまない。
それより、全体の数字でリスク取りすぎ、さあ、どれを売るんですか。
と数字が背中を押してくれる。そこであらためて自分なりに、持っていたい銘柄、手放してもよい銘柄の優先順位付けへ進む。
情実で入口に入る前にうろうろしていなくて済む。

数字で判断する、数字を使いこなして迷いを断ち切る。そのためには数字の成り立ち、性質もよく考える必要があるし、一度納得したら自信をもって数字に突き動かされてみる。これ大事ですね。
「自由」を恐れ、「合理性」を憎む日本人 – 橘玲 公式BLOG
その次の記事もなかなか面白いですよ。

2024年2月分の家計報告

2024年2月の家計支出を報告します。
家族:リタイア―1人 会社員1人 高校生1人 中学生1人
住居:持ち家 借入金なし
家計調査報告(二人以上の世帯)2024年1月分が公表されていますので、我が家の2月分の支出と並べてみます。今年から前年同月に加え、前々年同月の支出額も記して趨勢を観察します。

家計調査1月 2024.2 2023.2 2022.2
食料 83,399 93,741 68,034 78,433
住居 13,274 0 0 0
光熱・水道 26,109 27,298 31,441 30,604
家具・家事用品 11,952 2,000 580 1,640
被服及び履物 10,699 0 0 14,000
保健医療 14,592 1,700 1,760 1,000
交通・通信 40,814 13,242 9,391 6,562
教育 10,202 31,835 39,774 97,228
教養娯楽 27,673 30,640 9,800 1,300
その他の消費支出 50,753 8,501 5,600 5,600
消費支出 289,467 208,957 166,380 236,367

食料費がじわじわ上がっていますが、これはうち固有の理由かもしれません。お菓子類買いすぎという。14,210円で15%はさすがに多すぎかな。配偶者が仕事早上がりの日にスナック菓子を買って来て、私以外の三人で分けるのを楽しみにしているので、私が単価の高い生菓子を買うのを控えよう。私はスナック菓子を食べないので三人で分けています。
家計調査では菓子類が食料費全体に占める割合は9.9%です。教育費が多いのは当然としてそれ以外はかなり健闘していると言えます。交通費なんて13,242円。近所に電車で移動しているだけですからね。それでも一年間で締め切ってみると月36万を超えてしまう現状。何もない月は突発なしでよし、としましょう。