かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

病気でないことの幸せ

ブログを拾い読みしていたら、うつ病や身体の持病に付き合って行かなればならない人々の記事によく出会います。勤め人時代末期の私も無理していたら発症していたかもしれません。境界例らしき状態の時に休職もせずに辞めたら、明け方に目が覚めることも、心臓がどきどきすることも、車内広告に“金を使え”と言われることもなくなりました。
あっ最後は不正確です。滅多に電車に乗らないのでした。
おかげさまで、といっても人間ドックに暫く言ってないから本当の所はわかりませんが、現在体調は大丈夫だし、痛い所もありません。普段は思いもしないのですが、やはりありがたい、漢字で書くと“有難い”、有る事が難しいことなのだと再認識することがありました。

私の所属合唱団に若手の男性がおります。
身長は190cmちょっと、やせ型、歌はうまいので、ソロを任されることもある。国立大学理学部数学科を卒業して高校の先生になった。ピアノも堪能。高校時代から合唱部で今でも時々出身校に指導に言っているらしい。
ということで非の打ちどころもなく、才能もあり、人当たりもよく、頼りになる。
合唱団内の事務もきちんとこなす。
2021年10月に合唱団は、コンクール出場と大阪でジョイントコンサート出演のスケジュールが待っていた。
ところが彼は、ぎりぎり直前になって両方とも降板する。
理由は、昼間は大丈夫なのに、夜になると必ず熱が出る。医者に言ってもよくわからない。コロナ禍の中みんなに万一のことがあってはいけないし、自分も舞台での体調に自信がない。また大阪のジョイントコンサートは体調のこと以外に、学校を休む予定で代わりを頼んでいた人が倒れてしまったので結局いけなくなってしまった。申し訳ない。
という連絡がありました。
かなり悩んだろうなあ。楽しみにしていただろうし、みんなも頼りにしていた。
原因がよくわからないまま治らないのが一番不安でしょう。
現在はどうやらよくなったようですが。昨日の練習も出勤だから休みます、としか書いていないので本当のところは不明です。

あんなに、才能があって、順調に人生努力して結果を得られているように端から見えても、やっぱりそれぞれ悩みはつきないのだなあと、当たり前のことなのに、人のことだとスーパーマンみたいに思ってしまってうらやましく思っていました。
みんな苦しいことは他の人に滅多にいいませんものね。
それにしてもリタイアしても、悩みはぽこぽこ湧いてくる。私が悲観的な性格だってこともありますけれども。