かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

暗い色の絵を書く子でした

下の子の作品展を見に小学校へ行ってきました。絵と工作2点と刺繍が飾ってありました。うちの子の名前を先に探して作品を見て帰ってきたら誉めてやろうというよこしまな心で作品を探して、いたら疲れてしまい、他の子の作品は適当に見て帰りました。
だいたい美術館でも博物館でも動かないものをじっと見て、説明を読んでいるとかなり疲れます。人間の体って狩猟採集民に最適化した状態からほとんど変わっていないから、止まっているものを見るのに向いていないのじゃないですか。
思い出したのが、自分が中学生の時、絵をかくのに暗い色ばかり使って描いた作品を、母親が授業参観の時、壁に貼ってあったのを見とがめて、「他の子の絵は明るいのに、うちの子の絵だけ暗い。引っ込み思案で性格が暗いから心配だ」と父親に相談したり、私に「もっと明るい絵をかきなさい」と言ってきたりしたこと。
中二の頃って、自殺とか悲しみとか、歌でも美術でもグロ系に憧れるじゃないですか。そこに浸って気持ちが休まる。悲しい歌を聞きながら一人で泣いたりするのが好きだった。
それともう一つ理由があって、絵の具の赤色がほとんどなくなって、緑とか茶とかがチューブに沢山残っていたので、なんとか赤を使わないで沢山残った色を使いたいと思っていた。きみどりは順調に使っていたのですが、緑が全然減っていなかったから。しかも安い絵の具だから、なんだかくすんだ色だったんですよ。でも赤を使わないで絵をかくのはとても難しいことでした。
というわけで、半分はわりとくだらない理由。「なんとか緑使えないかなー、茶色使えないかなー」と考えながら暗い色の絵を書いていた。
母親は先生に指導をお願いしにいったかもしれません。明るい絵を書きなさいってピントのずれた発言をした後、特に追加で何か言われたこともないので、先生に「心配ないですよ」とか「様子を見ておきます」とか適当にあしらわれたけど、とりあえず相談したことで安心したのかもしれません。わかりませんが。