かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

家事や業務を手放す勇気をもちましょう

toyokeizai.net
大江加代さんの記事を読んで感じたこと。

・50代女性は「夫は家事をやらない」と愚痴をこぼしながらも、家事は自分の城と心得て責任を持ってきたので、一部とはいえ家事を明け渡すことは、「主婦」として「妻」として、どこか引っかかる気持ちを感じる。
・夫に家事手順を明かしたがために、もっといい方法があると言われたり、きちんとやってないと思われたりという不安を感じる。
・業務の進め方や到達点を言語化して示すのが、優先順位や好き嫌いを含め確立していた状態を職人感覚で行ってきた女性ほどマニュアル化は精神的に負担となる。

これ、職場でおこる心理現象と同じだと思いました。

・業務を囲い込んで、他の人に触れさせないようにして、進め方や進捗度合に対する批判を封じ込める。本人も説明する気がないし説明できないような進め方になっていて、急に休んで業務が滞った時に代わりの人がやろうとしても、どこまで進んでいるのか、どうやって引き継いで行えばよいかわからないので困惑する。
・囲い込んだ業務を人に教える気がない。自分だけの領域を守ろうとする。半面、それ以外にやってもらいたいと思う業務を持ち込まれると激しく拒否する。チームとして臨機応変な業務振り替えができなくなってくるし、取り換えがきかず、その人の負の存在感と必要性がチームに強制される。

ここまでひどくなくても、「説明する労力をとるより、自分がやった方がはやいから」といって、ついつい余計な負荷を抱え込んでしまう人は多いのじゃないでしょうか。
深呼吸をして、辛抱強く教えて業務を手放す、そして自分は別の領域や興味に進出していく、こういう見通しを立てて動かないと、家事も仕事も新たにやることは次々に出てくるので、抱え込んでどんどん苦しくなるのは目に見えています。

そういう意味で意識改革とリセットする勇気が必要なのは、家事も仕事も一緒なのだと思いました。

抱え込んだ仕事や家事を自分の存在意義にして「忙しい」と文句をいいながらも手放さない、そんな意識が自分に巣くっていないかどうか、立ち止まって考えると新しい世界への目が開かれる。断捨離と似ていますね。