かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

方針を決めてドンドン議決権を行使しよう

個別株をお持ちの方、株主総会の案内が沢山来て、
・そのままゴミ箱へ捨ててしまう
・抽選でクオカードがあたる、とあるのでスマホで投票
・だけど賛否は調べるのが面倒なので、会社提案に全部賛成
なーんて、やってませんかね。
それでも投票するだけよいのではありますが、なんでも会社のいうとおり、じゃ緊張関係がなくなって会社のいいように進んでしまいかねないです。
でも3月決算のやつなんか、ちょうど今頃でしたね、一度に沢山来て見てらんないわ。
という方も多いかと想像します。
そこで、議決権をしっかり行使して、しかも全部無条件に賛成ではなく、会社に緊張感を持ってもらうために、議決賛否の基本方針をあらかじめ決めておくというのが私からの提案です。
では議案別にご説明いたします。
1. 剰余金処分
配当をいくらにするか、という決議事項。最近は取締役会に一任ということで、総会資料と共に配当金計算書が同封されてくる場合も多いですが、決議事項になっている場合は大体一番目に載っています。
→事業報告やサマリーで一株当たりの当期純利益が出ていますので、その50%以上にしないものはすべて反対。また赤字の癖に配当金を出すのも反対。
株主の立場として、利益があれば分配を求めるのが当然という立場から私はこの基準を貫いています。
2. 定款一部変更
最近株主総会の電子化に伴ってどの会社もこの議案が上がっていますね。
→賛成します。そのうちほとぼりが冷めるでしょう。
他の定款変更の議案の場合は面倒なら賛成で。
3. 取締役選任・監査役選任・補欠候補選任
→まとめて統一基準、女性とか社外とか深い経験とか一切関係なし。60歳以上の人はすべて反対を投じます。生年月日でわかる。今だと1962年生まれ以前の人。
従業員なら60歳で一度定年の会社がほとんど。中には50歳代で役職定年でポストから外されて給与が下がる人もいるし、再雇用で給与が三分の二とか酷いときは半分になってしまう人も多い。役員だけが世代交代できないなんてことはない。次世代を担う人を育てることができない会社はもうそれだけでダメ。「まだまだ頼りないから、私がしっかりやらなくちゃ」なんて言っている役員は、後進を育てる気がなく自分の存在意義を見せつけるために居座っているだけ。公開会社なんだからずっと続いていくgoing concernとして存在でなければならない。個人商店じゃないんだから。株主や従業員や取引先や、関係者みんなの「法人」です。あんたの持ち物じゃないんだからね。
4. 役員賞与支給
→具体的な金額が書いてあったら賛成。個人別の議案はみたことがないですけど。総額〇〇万円以内とかで内訳は取締役会に一任してください、などという文言が多いですね。利益が上がっている範囲で支給するのは当然です。
5. 役員退職慰労金支給
→全部反対します。役員なんだからその期ごとの業績に責任をもって役員報酬と役員賞与で報いるべきでしょう。役員に退職金という考え方自体がそもそもおかしい。
6. 敵対的買収防止策
→反対します。買収したあげく配当を増やして利益を吸い出すハゲタカファンドなどと言われていますが、内部留保をため込んだあげく創業一族に多額の退職一時金を払ったり、金融収支にたよって事業収益がちっともあがらなかったりと経営陣に意欲が駆けて会社財産を無駄に眠らせているから標的になるだけであって、買収に動く方だってバカじゃありませんから。
7. SDGsなど
→反対します。株主総会で決議するようなものではない。本来の事業を遂行しながら持続的に努力することであり、宣言するようなものじゃない。
8. ストックオプションなど業績連動報酬
→賛成します。どんどんやって頑張ってください。
9. 自社株買い
→もちろん賛成します。一株当たりの会社持分が増えますから。見かけだけかもしれませんが。