かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

旅のハプニングはよい思い出

2022.10.7(金)に土砂降りの中、下の子が鎌倉校外学習へ出かけました。
もけけを集めている子が途中でお金を使い果たして拝観料をsuicaで払ったり、傘が当たってよろけた拍子に水たまりに滑って尻もちをついた子がいたり、銭洗い弁天で1万円札を何枚も洗っている子がいたりと、帰ってから面白エピソードを話してくれました。
本人は、長谷寺に言った後、江ノ電に乗ろうとしたらsuicaがない。隣の子に手伝ってもらって鞄の中身を全部ひっくり返したけどない。
電車が来た。
仕方ないので急いで財布から硬貨を取り出して切符を買い、慌てて改札口で検札機に突っ込んだら詰まったと。
駅員さんに取ってもらって慌てて電車に駆け込んだ。
運転手さんは乗り込むのを待ってからドアを閉めて発車。
というお話をしてくれました。
その後、再度鞄の中身を調べた所、底の方にsuicaのパスケースが引っかかっていたそうです。

私自身のことで思い出した事件は二つあります。

一つ目は、合唱団が全国大会出場のため、札幌へ行ったとき。
大会も無事終わって翌日、小樽出身の団員の案内で小樽観光に出かけました。北一硝子やレンガの倉庫が並ぶ運河、パンじゅう、喫茶店でスイーツなどを堪能して、さあ千歳空港まで電車で帰ろう、という時になって事件は起きたのです。
飛行機の出発時間を搭乗締め切り時間と勘違いしていた。
このまま空港へついても搭乗手続きは締め切られている。さあどうするか。
スマホはまだない時代。携帯を持っている者が受付カウンターへ電話して「ジャンプイン」する約束を取り付けた。オーケー。あとは電車だ。
札幌駅に滑り込んだ所で、ホームから次の便に余裕で間に合う合唱団の別グループが笑って手を振ってきた。むかつくー。
新札幌、北広島、恵庭、千歳とどんよりした空の元走る列車に、どうか遅れないで無事についてくれと祈る。
ほぼ定刻に空港駅へついて、ドアが開くとともにダッシュでカウンターへ向かう。特別に搭乗窓口を開いていてくれました。飛行機に乗り込むとすぐに扉が閉められた。座席に座るとどっと汗が出てきました。

二つ目は、ソウル観光の最終日に水原(スウォン)へお城と焼肉を食べに行ったとき。
最終日なのでホテル前へ集合して空港へ向かう予定になっていました。
行きは近郊電車にのんびり揺られて水原へ。日本に比べて物凄く電車賃が安かった。水原は高級住宅地と言う感じで、お城も焼肉も堪能しました。
さて帰りは、間に合わないとまずいので、着いた時に駅で特急を予約していました。
ホームに上がると沢山の人が列車を待っています。ところが指定の号車の所まで行ったら誰もいません。変だなーと思いつつ列車を待っていたら、あれ、向かいのホームから特急が出発する。ちょっと待って、切符に書いてある出発時刻を過ぎてる。まずい、乗るのはあっちじゃなかった?
ハングルだったので〇〇方面がまるで読めませんでしたから。
各駅停車は時間が合わないばかりか、特急の倍ぐらい時間がかかるので当然却下。
窓口へ戻って、切符を見せて必死に(日本語でしたが)ホームを間違えて乗れなかったから次の特急の指定席に替えてー、というようなことを訴えたら、すぐ理解してくれて無料で交換してくれました。で、もう一度地下道を通ってホームへ。でも次の特急がどの番線から出発するのかわかりません。とりあえず、さっき特急が発車したホームへ出たら、今度は人がいっぱいいる所から離れないようにして、そこらで待っていた人に切符を見せて「ここで、大丈夫?」とジェスチャーで聞く。どうやら合っているらしいが、号車がここじゃなくてもっとあっちだ、というようなことを言っているらしい。自信ありませんけど。まさかあっちのホームって意味じゃないですよね。
他の人にも勇気を出して聞いてみましたが、同じようなことを言っているようだ。次の特急に乗れないと集合時間には絶対間に合わない。空港行きのバスに乗れない。いや、次の特急に乗っても、ソウルで走らないと間に合わん。
冷や汗だくだくで特急に乗り込んだところ、無事ソウル行きでした。乗ったドアから指定席を探していたら、やっぱり随分後ろへ歩く羽目になった。無事座席に倒れ込む。
綺麗な景色がどんどん後ろへ流れていきますが、気持ちはそれどころじゃない。
ソウルに着く前、ホテル最寄りの地下鉄の駅へ行く方法を路線図とにらめっこ。
なんとか地下鉄を乗り継いで最寄り駅へ。そこからは走った。バスはもうホテルの前に止まっていて、ガイドさんが走って迎えに来て荷物を持ってくれました。
集合時間に大幅に遅れたけど、バスがぶっ飛ばしてくれたおかげで無事帰りの飛行機に乗れました。

旅先で起こる事件は、起こっている最中は必死なんですが、帰って来てから思い出すと、いい思い出になっています。まあそれも曲がりなりにも無事に帰って来ているからですけれど。