かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

私の投資遍歴

私の投資の変遷を思い出してみました。

新入社員のころ

大学を出て会社に入るとすぐ、一個上の先輩は株をやっていました。私は「面白そうなギャンブルだな」という感覚。単元株は高く、売買手数料も高く、面白そうだけど、初任給安月給の自分としては、基本は定額貯金で、それとは別につぶしてもいいお金が出来たら参入しよう、と思っていました。でも「つぶしてもいいお金」といいつつ儲かる方向でしか考えていなかった。儲からなかったら塩漬けしときゃいいじゃん、復活戦のあるギャンブルだね、なんて。
住宅財形もやり、自販機のジュースを買うなんて無駄なこと、とその頃から思っていましたから、節約からの貯蓄と投資を切り分けて考えてはいたようです。
ビッグとかワイドとかいう商品もありました。利率は良かったけど5年間拘束で5年後の利率はどうなっているのかわからんので、そんな長期間拘束されたくないなあ、と思って買いませんでした。

NTTやドコモの上場

NTTの上場抽選にはずれ上場から2か月で2倍以上となったのを指をくわえて見ていました。NTTドコモの新規公開時は400万円以上必要とわかってびびってやらず、2年後に4倍になったので地団太踏みましたね。
投資信託は年間の実経費が高すぎてバカにしているうちに、次の局面へ。

なんちゃって財務分析

20代後半から、四季報を買って来て、マルチプラン*1に入力してPER低いけど当期純利益が伸びている会社の株を買おう。なんちゃってファンダメンタルズ派へ転身。しかしながら株価の乱高下にビビってしまい、思い切って買いをいれることはあまりできませんでした。

ほったらかし・きまぐれ期

仕事が忙しくなり、体力も削られて、ほそぼそと個別銘柄投資を続けていました。四季報に株主の名前を載せたい一心で浮動株が3%以下の銘柄を買ってみた。たしか2,000株持っていれば第4順位の大株主になれた。900株は買えたけど買い増ししようと思っても売りがでず、買えないでいるうちに97%持っている親会社が全株TOBすることになり泣く泣く売り払いました。
2004年から2012年の間の個別株の売り買いの最終損益は178千円ほど。儲かったのもありますが、ソニーNTTデータ良品計画で大きく損しましたので振出しへ戻りました。
最終的に損になってないように見えますがバブル近辺で買った個別株でまだ塩漬けになっているのがあります。幸い配当所得も大きくなってきましたので、順次損出しと損益通算を進めております。

インデックス投資開始

50代になり、山崎水瀬両氏の「ほったらかし投資術」第二版を読んで「これ一本で」のお薦めでSMTグローバル株式インデックス・オープンをどん、と買い、国債は好きではないので安全資産は預貯金でいいだろ、と。

市場の歪みにつけこもう

それとは別に、個別銘柄は「市場の歪みにつけこもう」と思って鴻海がシャープを救済に動いた時に1万株を180万円で買ったものの、さらに下がって怖くなり、数千円の評価益が出たところで売ってしまいました。その後アベノミクスで三倍位になって、またまた悔しかったという。

iDeCoとつみたてNISA

退職直前の2018年に、iDeCoとつみたてNISAを知り、iDeCoはぐずぐずしていたら専業主ふになってしまい手続きやり直し。楽天ポイントほしさにつみたてNISAでは100円積立を多数起こすも、ポイントがつくのは月3回までと変更されたため、楽天クレジットカードによる毎月1日の積み立てを5万円、ほか月3回にちらばした500円と100円×2の証券口座引落しをマネーブリッジ設定で楽天銀行から自動振替でやっています。
途中またまたポイント制度が改悪されたため、5万円の積み立てを楽天カードから楽天キャッシュ経由に変えましたが、また制度が変わったため、楽天カード引落に戻しました。
その間、米国ETFに手を出しているうちにコロナショックが発生、えらいマイナスでもんもんとした時期もありますが無事回復し、ドル分配金を貯めてはETFを1株買い足す、という地道な動きになっております。

郵便局の定額貯金

そうそう、10年ごとに預け替えしていたゆうちょの定額貯金、以前はかなり高金利でしたが、満期の度に利率が下がって、最後は0.01%。しかも引っ越したら満期のお知らせがこなくなっていて、今年の5月にたまたま「定額貯金20年問題」というのを知りまして、さーっと青くなりました。
定額貯金は10年で満期を迎え、自動的に通常貯金になるのですが、旧郵便貯金法の適用がある2007年9月30日以前に預けたものは、満期から20年2か月たつと払戻できなくなるのです。
引っ越す前は「満期ですよー」という封書が来ていたので、そのたびに郵便局窓口で下ろしていたのですが、引っ越した時総合通帳は住所変更したのに、定額貯金専用通帳は住所変更をしなかったため連絡が途絶えていたのです。
慌てて確認したら、危ない所で大丈夫だったので、当然預け替えもせず、窓口で勧められた国債も買わず、通常貯金へ移しました。
皆さんも気を付けてくださいね。

まとめ

投資遍歴をお話していたはずが、なぜか定額貯金の話で終わるという。
今でこそ、インデックス投資株主優待銘柄に関心が集中しておりますが、来し方を振り返ると定額貯金の存在は大きかったということでご理解ください。

*1:エクセルが出る前のアスキー製の表計算ソフト