2023.6.24に金融資産の時価額を測定し、安全資産とリスク資産の比率を見ました。
金融資産の配分状況2023.6.25現在 - かけこみリタイヤ―のダイヤリー
私は地域ごとの目標比率は定めず、安全資産の占める割合を42%~45%程度とし、はずれた場合はリバランスすることとしています。
今回はさすがに安全資産が38.7%と目標範囲よりだいぶ下がっておりましたので、リバランスを行いました。
新たに投資に回せるような定期収入なんかないからノーセルリバランスは選択できません。
日本の個別銘柄株式が2023.1.8の17.7%から19.1%と伸びておりますので、個別株を売却することでバランスを取り戻します。
というかですね、米国、全世界、先進国、新興国はすべて投資信託又はETFで、そのかなりの部分はつみたてNISA口座か一般NISA口座で保有しております。
翻って日本の個別株では、特定口座でない一般口座で持っているものがあります。
バブル前後に買い付けて、証券会社を移管してきた古強者。というか塩漬け。一般口座の台帳に付されている取得価額は実際とまったく異なり、移管受入日の時価表示になっています。
これでは私が死んだとき、もちろん取得価額のメモや書類は残してありますが、ネットでマイページ見ても取得価額がわからない。ということは売却しても譲渡損益が容易に計算できない。遺族は困惑するでしょう。
今回のリバランスで好機到来、一般口座で保有している銘柄をすべて売却しました。
売却株式の2023.6.24時点の時価を日本株からマイナスし、入金された売却代金を安全資産にプラスして、2023.6.24時点での修正リバランス後の比率を出してみますと、
安全資産 | 全世界 | 日本 | 米国 | 先進国 | 新興国 | MMF | |
修正前 | 38.7% | 12.8% | 19.1% | 5.0% | 14.0% | 0.1% | 10.2% |
修正後 | 41.4% | 12.9% | 16.3% | 5.0% | 14.1% | 0.1% | 10.3% |
なんとか安全資産の割合を41%まで持ってくることができましたが、目標値の42%に若干届きません。
一般口座で保有していた株式は、譲渡損が出たものがほとんどですが、若干譲渡益が出たものもありまして、これと年間予想配当所得を損益通算してみますと譲渡損が若干残る状態になっています。
税金の計算としてはこれでオッケーですが、もう少々安全資産比率を上げたい気持ちもあります。年末までまだ大分時間的余裕がありますからこれから改めて考えます。
株式の売却によるリバランスに抵抗感あるかなーと思いましたが、2023年の予想配当所得を見積もってみたら大部分が損益通算できてしまうことも背中を押してくれたのでしょう、あっさり売却できてびっくり。
もうひとつ、ここまで日本株が上がってきたら、次は下がる局面が待っているよなーという漠然とした気持ちも背中を押したのだと思います。
今までなんで塩漬けにしていたかというと、個別銘柄だけに配当が定期的に入ってくる。そして譲渡損が出るのがイヤ。絵にかいたような取得価額バイアスがかかっておりましたが、配偶者や子供達の相続の時のことを考えるとわかりやすくしておかないとな、という気持ちが上回りました。
しかも別にもういいだろ、という銘柄だったので譲渡損も出たけど、現金が入って来て使い途の自由度が上がった解放感すら感じます。
リバランスしてよかった。