かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

低コストインデックスファンドの実際の負担額

先進国株式、米国株式、世界株式の低コストインデックスファンドについて、直近の運用報告書から実際の費用負担額を検討します。信託報酬率0.2%以下のもので、ネット証券で購入可能なものという条件で選びました。
まずは、目論見書でもわかる信託報酬率の低い方から並べてみます。

銘柄 信託報酬率 純資産(億円) 注意事項
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 0.09 2120.26 注1
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.0968 4377.56
SBI・先進国株式インデックス・ファンド 0.1022 56.18
ニッセイ 外国株式インデックスファンド 0.1023 2863.71
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.1023 2079.69
たわらノーロード先進国株式 0.10989 1161.82
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 0.1102 238.5
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 0.1144 1816.12
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.1144 618.12
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 0.1144 36.83
ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット) 0.1144 5.38 注2
たわらノーロード 全世界株式 0.132 6.94 注3
ダイワ つみたてインデックス外国株式 0.154 N/A 注4
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.162 2738.13
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド 0.192 47.58
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.212 963

純資産残高は、SBI・バンガード・S&P500はSBI証券のホームページから2021.5.29現在のデータ、それ以外は楽天証券の投信スーパーサーチ2021.5.29現在のデータ。
注1 楽天証券では買えません
注2 純資産残高30億円を下回る規模なので、以下の検討からはずします。
注3 純資産残高30億円を下回る規模なので、以下の検討からはずします。
注4 モーニングスターの該当ページでは運用報告書が得られませんでしたので、以下の検討からはずします。
次に直近の運用報告書から、”一万口当たりの費用明細の比率”順に並べ替えてみます。

銘柄 信託報酬率 運用報告書 1万口当たりの費用明細A 投資先ファンド費用比率B A+B総費用率 純資産億円
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド 0.09 2020.9.14 0.08 0.03 0.11 2120.26
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 0.1102 2020.11.12 0.091 0.04 0.131 238.5
SBI・先進国株式インデックス・ファンド 0.1022 2020.11.12 0.101 0.04 0.141 56.18
たわらノーロード先進国株式 0.10989 2020.10.12 0.152 0.152 1161.82
ニッセイ 外国株式インデックスファンド 0.1023 2020.11.20 0.156 0.156 2863.71
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.0968 2020.4.27 0.163 0.163 4377.56
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.1023 2020.4.27 0.179 0.179 2079.69
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.162 2020.7.15 0.179 0.03 0.209 2738.13
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 0.1144 2020.4.27 0.209 0.209 1816.12
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.1144 2020.4.27 0.218 0.218 618.12
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 0.1144 2020.4.27 0.225 0.225 36.83
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.212 2020.7.15 0.181 0.08 0.261 963
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド 0.192 2020.7.15 0.23 0.06 0.29 47.58

投資先ファンド比率に記入があるのは、ファンド・オブ・ファンズで各運用報告書に依り投資先ETFの信託報酬率を記入しました。
こうやって見ると、ファンド・オブ・ファンズは健闘しています。二重に信託報酬を払うからコスト高であるという批判は当たりません。
みなさまも、信託報酬率だけでなく、事後ではありますが、総コストを運用報告書から確認して購入商品を見直してはいかがでしょうか。