かけこみリタイヤ―のダイヤリー

陰キャで隠居!58歳10か月でアーリー?リタイヤしました。

風呂場の湿気は風呂場から外へ逃がさないとえらいことに

よく冬場に遠征してホテルに泊まると、乾燥していて喉をやられることがあります。
遠征はほとんど合唱絡みなので、のどをやられたら致命的。
それを避けるために、ホテルの部屋の風呂に入ったら、お湯を貯めたままにして、ドアを開けておくとか、緩く絞ったバスタオルを椅子に掛けたりして、湿度が保たれるようにして防衛しています。

これを自宅でもやっていました。冬場はお風呂のドアを開けておくと部屋が暖かい。
でもこれ、部屋に致命的なダメージを与えるということがわかりました。

湿気は部屋の外にある、雨、隣との日の当たらない隙間からくるものの影響は軽微です。むしろほとんどは、家の中の水場、台所、お風呂、トイレから。それが居室に入ってくるとどうなるか。水蒸気の状態なら、また風が吹いて外気が乾燥してくれば家が呼吸して湿気を追い出してくれますが、水蒸気から水滴に変わるとえらいことになる。
壁の裏側は、工事でもしない限りはがさないので、ここに水滴がつくと、外気が乾燥してもほとんど乾かない。しかも断熱材であるグラスファイバーは無機物の癖に黴がつくのですって。そうすると壁裏が一面黴になってくる。それがやがて壁紙を伝って部屋の内側に進出。だから壁紙に黴が生えていくら拭いても改善しない場合は、壁裏からの湿気を疑うべきだそうです。

今年の2月に部屋の内装工事をしてもらった時にこのことを学習しました。
工事予定の部屋の天井付近がいつも濡れるので、「このまま工事すると壁裏に黴が生えますから、防ぐためにゼオライトを入れてみませんか」と提案され、値段を聞いたらウン十万円、へたすると百万円近く増加。
それで相談してみたところ、どうやら風呂場の湿気が流れてきているようだったので、
お風呂場のドアはぴったり閉める。
その日最後にお風呂を使った後、天窓を開ける。
そうしたところ、部屋の水滴はぴたりと収まりました。
追加の支出も必要なくなりまして、ほっと一息です。

今回の教訓は、湿気はその場で外に追い出さないとえらいことになる、ということ。
トイレはどうしようもないですが、台所は換気扇をこまめに回すことですね。
賃貸住宅だったら、その部屋のおかれた状況で黴やすいということがあるかもしれませんが、退去時に壁紙が黴ていたら、退去費用に上乗せ請求される可能性があります。
所有住宅だったら、何より家が傷みます。しかも修復が難しい。
皆様も、水回りの湿気はすぐ外に、を合言葉にお過ごしください。